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蜷川実花展にいった話

こんにちは、QoiQoiの吉次匠生です。
今回は少し前ですが、今年の2月に虎ノ門ヒルズでやっていた蜷川実花展に行った話をしていこうと思います。

きっかけ

僕は演劇を学んできたので「蜷川実花」という名前はよく知っている。演劇の巨匠の「蜷川幸雄」の娘で、写真家でありながら映画監督という多彩な活動を続けているアーティストだ。
しかし僕自身、蜷川実花の作品を今までじっくり見たことなかった。「ド派手な写真を撮る人」ぐらいのイメージだった。

そんな中、たまたまsnsで流れてきた展覧会の空間写真をみて興味が湧いた。それは、会場を覆うたくさんの種類の花の写真だった。

僕は実家が花屋ということでちいさな頃から身近なところに常に植物があった。おそらく普通の成人男性より花が好きだと思う。毎回フライヤー案で花の写真を持って行って、相方の大橋に首を傾げられるくらいには好きである。
そして実家には生花だけでなく、もちろん造花もたくさんある。なので写真で見た展示会場の花の物量に驚いたし、実際に生で鑑賞してみたいと思った。

実際行ってみた感想

実際に展示会場に行ってみると、期待していた花のエリアはとても迫力があり、蜷川実花ワールド全開で綺麗だった。

しかし、僕がより「いいな」と思ったエリアは、映像のインスタレーションエリアである。


映画監督なので、映像美は今更いうこともないのだが、空間の中で照らされる他の鑑賞者がとても美しく見えて、自分たちの舞台でも「こういう空間を作ってみたい!」と思った。

カーテンのようなスクリーンに桜の映像が投影されているインスタレーション
人影みたいなものは、実際に後ろを歩いている鑑賞者の影がそのまま見えている
半円状のドーム全体に映像を投影しているインスタレーション
寝転びながら鑑賞できる
上のドームの作品の反対側
ガラス張りになっていて夜景と共に、ガラスに反射した作品が綺麗だった

映像監修、心強い味方

そして、「こんな空間を作りたい!」と思った時に、映像を軸として芝居の中に取り入れることができないか?と思った。
幸い、我々QoiQoiの周りには、映像のプロがいる。
今までQoiQoiの舞台の記録映像を撮ってもらっている「Media工房のロブ・モレノ」氏、通称ロブさんである。

早速ロブさんに「こんな感じの舞台を作りたいんですよ」と相談したところ「全然できると思いますよ」とあっさり返答をいただいた。
こちらとしても、お願いしないわけにはいかないので、早速今回の舞台の映像作成、投影をお願いすることになった。

ロブさんは、今まで俳優の平井光子さんとよく作品を作っており、お願いするにあたって、そちらも何度か鑑賞させてもらったことがあるが、そこでそのまんま僕が思い描いていたような空間を作っていた。

ロブさんの映像と実際に光子さんが出演している作品↓


実際、この記事を書いている今現在、台本を一緒に見ながらの打ち合わせ段階であるが、湯水のようにアイディアが生まれてきて稽古で色々実験していくのが楽しみである。

今回はそんなロブさんの作る映像とQoiQoiの演劇のコラボレーションにも期待してほしい。

QoiQoi 吉次匠生


チケット予約

https://www.quartet-online.net/ticket/chiisanauroko


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