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#19【3分でわかる】最近よく聞く“フェムテック”をやさーしく解説!!


皆様、こんにちは!木村です🌸

最近よく聞く「○○テック」。
テックは英語のTechnology(テクノロジー)のことで、金融(Financial)とかけて「Fintech」、農業(Agriculture)とかけて「Agritech」など、テクノロジーとほかの分野の掛け合わせは近年耳にする機会が増えているように思います。

フェムテックとは

「Femtech」(フェムテック)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)を掛け合わせた造語です。女性が抱える健康の課題をテクノロジーで解決できる商品やサービスのことを指します。

例えば、生理痛の改善や月経周期の予測、不妊対策、更年期障害の改善など女性特有の病気などのケアが取り込まれています。日本で有名なのは生理予測・妊娠サポートをするアプリ「ルナルナ」です。(私の周りでも使ってる人多いです!)それに対し、整理ナプキン等のデジタルなテクノロジーではない製品は「フェムケア」と呼ばれます。

2012年から2019年の5年間で、世界全体でのフェムテック業界への投資額は、60億円から400億円と約6.6倍も増加しています。また、アメリカのリサーチファーム「Frost&Sullivan」の2018年の調査によると、2025年にはフェムテック市場規模は5兆円にもなるといわれています。

フェムテックが注目される背景

近年、女性の社会進出が増え、女性が声を上げやすい環境になっていることが背景にあります。SDGsにおける女性活躍のアジェンダや、2017年に巻き起こった「#Me Too」運動といった世界的ムーブメントは、女性が声を上げる後押しになっているといえます。

依然として経済・政治分野でのジェンダーの不平等はあるものの、より女性の意図や女性特有の悩みが汲み取られやすい社会へ変革している転換期だといえます。

フェムテックの事例

フェムテック市場のカテゴリとしては、「月経ケア」「不妊ケア」「更年期ケア」などがあり、女性のライフステージにあわせたものになっています。

フェムテック市場で先行する欧米では、月経管理アプリ「Clue」(ドイツ)や、アメリカ発で従業員向けに不妊治療を提供する「Carrot」、骨盤のトレーニングデバイスや搾乳機などを開発・販売する「Elvie」など、さまざまなサービスが登場しています。

日本では、「あなたのタブーがワクワクに変わる日まで」をビジョンとする「fermata(フェルマータ)」や、先述した「ルナルナ」などの企業があります。

「fermata」は、オーガニック生理用ショーツや、生理カップ等をオンラインストアで販売するフェムケア・フェムテックのブランドです。2020年4月には、日本国内とFemtechマーケットマップを発表しています。

2020年4月版 日本国内Femtech(フェムテック) マーケットマップ発表!

日本におけるフェムテックの展望

近年、仕事と育児・介護が両立しやすいよう求める動きが日本でも見られるようになりました。SDGsの目標にも掲げられてる、「ジェンダー平等を実現しよう」という言葉はまさに今、日本に必要とされているものであります。女性が女性固有の症状に悩まずに、もっともっと働きやすい世の中になるようフェムテックが拡大していくことを期待しています。

今回の学び

恥ずかしながら、フェムテックという言葉すら知らない(金融×テクノロジーのフィンテックと混同していました💦)状態から記事作成を始めましたが、こんなに大事なこと知らなかったんだ、と焦りました。

少しでも多くの人に、フェムテックのことを知ってほしいし、関連企業への投資も拡大してほしいなと思いました。ついこの間も、女性蔑視発言で辞任した議員がいますが、SNSの普及も相まって、女性が「それは違う!」と声をあげられる時代になりつつあるからこそ、今フェムテックが注目されているのではないかと感じました。


参考文献

Femtech(フェムテック)とは・意味
今、なぜフェムテックが重要なのか
「Femtech(フェムテック)」が秘める可能性。なぜ、日本では伸び悩むのか?

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