QNAP NASであれば、テレワークでも会社のサーバーへ簡単、安全に接続できます
こんにちは。Kumiです。
急なテレワーク(リモートワーク、在宅勤務)要請により、サーバー周りのあれこれで苦労している企業は少なくないと思います。
この記事では、テレワークにあたってQNAP NASを活用する場合の利点をご紹介したいと思います。
そもそもNASとは何か
NASはストレージの一種です。データを保存・共有するファイルサーバーとして使え、有線・無線を問わずアクセスできます。加えて、社外からも安全にデータへアクセスできるしくみ(VPN接続等)が装備されているのが特長です。
NASの見た目はこんな感じです。前面のトレイの中にHDD(またはSSD)を差し込み利用します。
テレワークで使える、QNAPの便利な機能・アプリ
オフィスワーカーにとって、テレワークの鬼門は「コミュニケーション」「パソコン」「サーバー」の3つ。特に社外からサーバーへのアクセスは、機密性の観点から慎重にならざるを得ません。
QNAPのNASには、外部から安全にアクセスする機能や、リアルタイムでファイルを同期できる機能が装備されています。主要な機能をいくつかご紹介したいと思います。
複雑なポート転送やDDNSサービスの設定を行うことなく、Webブラウザにアドレスを入力してNASに接続できる機能です。家にいても会社のNASに即座に、安全にアクセスできます。
2. QVPNサービス
QNAP NASはVPNサーバーとして簡単に設定できます。
パソコンまたはスマホにQVPN Device Clientをインストールすれば、VPNを使用して簡単かつ安全にQNAP NASに接続することができます。
3. FileStation
NASに保存されているデータや紐づけられているストレージ(例えばクラウド等)をWebブラウザ上で一括管理できます。
アクセス権限の設定もFile Stationで行えます。例えば、人事関連のフォルダは一部の社員以外はアクセスできないように設定する…など。
社員のユーザーアカウントの作成は、CSVに入力したものをNASにインポートするだけで行えます(ユーザー名、パスワード、割り当て (MB)、グループ名が設定可能)。
4. Qsync
Dropboxのように、複数デバイス間でファイルを同期を行う機能です。
各社員はアクセス権限を与えられたフォルダやファイルにアクセスができるようになります。同じ権限を与えられた社員同士で同じフォルダやファイルにアクセスできるようになります。
例えば、とある会社の営業部で共有で使うフォルダがあるとします。
あるスタッフがファイルAを更新した場合、他のスタッフのパソコン上でもファイルAが同期されるというわけです。社外にいても作業効率が下がりません。
管理者(admin)は権限を設定することでセキュリティを向上することもできます。
ちなみに上記の機能はすべて無料で利用できます。必要なのは初期投資(NASとHDD)と月々の電気代だけです。
NASとファイルサーバーの違いとは
NASはもともとストレージ(データの保存)に特化した機器でした。しかし昨今のNASは機能性が格段に向上しており、アクセス権の付与も先述のように行えますし、NASをファイルサーバーとして使う企業が少なくありません。
QNAP NASは他にも便利な機能がたくさん
現在QNAPの公式Webサイトでは、テレワーク(リモートワーク)に使える機能をまとめて紹介したページを公開しています。
NASはデータの保存だけでなく、テレワークのコミュニケーションを解決するソリューションを備えています。
ビデオ会議を行う「KoiMeeter」は、ワイヤレスプレゼンテーションと、異なるプラットフォーム間での通信が行えます。「KoiTalk」スマホアプリをダウンロードすればスマホでも会議に参加が可能です。
「Mattermost」を使えばLINEのようにインスタントメッセージを使ったやりとりが行えます。
また、在宅勤務時でも「Boxafe」経由で Google™ G Suite や Microsoft® Office 365® のデータをNASに保存することも可能です。
QNAP公式noteでは今後、企業での利用を想定しつつ上記で紹介した主要機能・アプリの活用法を詳しく紹介していく予定です。
最後に個人的なひとことですが……、つらい時期が続きますがともに乗り越えましょう。尽力してくださるすべての方々に感謝いたします。そして従業員や関係者を守るためにテレワーク環境の構築を実施・検討している皆さんにも感謝します。
それでは!