品質管理システム(JIS Q 9001)とはなにか?
品質管理の業務に携わっていないと品質管理システムってなに?
それって、必要なのと思う人も多いと思います。
今回は、品質管理システムとは何かについて簡単にお話したいと思います。
品質管理システムとは
品質管理システムは、製品やサービスが一定の基準や要求を満たすようにするための方法や手順をまとめたものです。製品やサービスが、いつも同じ良い品質であることを保証するためのシステムです。
人が変わっても一定基準を満たす製品やサービスを提供し続けるために必要な考え方です。
例えば、凄腕の職人が作った料理は飛び抜けておいしいかもしれませんが、他の人が同じ料理を作ることができません。一方、レシピに従って決められた方法で作られたチェーン店の料理は、特別に美味しいわけではありませんが、一定以上の味が保証されます。
品質管理システムとは、一定の基準が確保された製品を継続的に提供し続けるための仕組みなのです。
JIS Q 9001の概要
もっとも一般的な品質管理システムとしてJIS Q 9001というものがあります。
JIS Q 9001は次に紹介する10章からできており、これらを実践することで安定した品質の製品やサービスを継続的に提供できるようになります。
まずは、これらのルールを自社の業務に合わせてマニュアル化する必要があります。しかし、マニュアルにしただけでは、人はマニュアル通りに作業することができません。
ルール通りに作業するためには、ルールの教育と仕組化が必須です。
仕組化するためにDXを取り入れると安定した品質と業務の効率化の両者を同時に達成することも可能です。
次回以降、品質管理・保証業務をDX化するためのヒントをお伝えしていきます。