馬と過ごす2泊3日のプログラム |うまのまにまに<初夏の高原編> 2024年6月8日(土)~10日(月)
おとぎ話のような馬の王国へ。
初夏の高原で、馬の群れと過ごす時間。
遠野盆地の水が入った田んぼに小さな苗が風になびき、空を映す湖のような光景が広がる6月、馬たちは里から標高約千メートルの荒川高原へ。遠野で暮らす馬たちは初夏から秋まで高原へ放牧されており、多い時には100頭ほどになります。春先に生まれた、あどけない仔馬も母馬にぴったり寄り添いながら群れの中で成長していきます。クイーンズメドウの馬たちも5月末ごろ高原へお引越し。人のそばでの暮らしから離れて、馬だけで過ごす群れを体験するプログラム「うまのまにまに<初夏の高原編>」を開催します。高原の馬の群れにまぎれ、光や風や雨の中で馬のように時間を経験しながら、内側から開かれていく身体感覚にたっぷりと浸り、そこから湧き出るコトバを交感するプログラムです。
空と大地のあいだをつなぐように、
草と群れを住処とする、馬の王国
雨と風と光が、
馬の体を美しくかたどる‥
岩手県遠野市にあるクィーンズメドウでは、馬との暮らしを今につなげる探求を続けて20年余りの歳月が経ちました。馬をコントロールする道具を手放し、安心と信頼をベースにした新たな関係性を作る道を探り続けています。それはまた、人と馬が、自然の摂理につながっていることを再認識して学び直す旅路でもあります。
「うまのまにまに」‥ 馬の存在を通して、生命として一つの位相でつながっていることへ意識を向けて過ごす時間。その身体感覚に没入して<群れ>になり、沈黙の中で語られ、感じ合っている何かに気づく瞬間が訪れます。馬の存在を通して、生命として一つの位相につながっていくような身体感覚を探求して、「うまのまにまに」過ごす時空間へ。
”うまのまにまに”暮らす時空にすべりこみ、
馬と歩く、馬と動く、戯れる、振り返る、食事する、
内なる深みから湧きあがる<コトバ>と<身体感覚>のあいだに
泡立ち沸き立つもの‥
夕食の後には、その日に受け取った身体感覚の響きを感じながら、それをコトバにするまでの間にたゆたうことを楽しむ、<コトバの交感>の時間を過ごします。集った人と馬の交差、そして森や草原に宿る命が響き合って生まれてくる景色を分かち合い、ギフトをさしのべ、受け取る‥
初夏の瑞々しい緑に包まれる遠野で、馬との暮らしをことほぐ場をともに過ごしませんか?高原の光を浴び、風に吹かれ、広大な草地に馬とともにいる体験を通して、身体の叡智に目覚めていく旅路をご一緒できること、楽しみにお待ちしています。
プログラム詳細
日 程:2024年6月8日 (土) ~ 10日 (月) 2泊3日
*オリエンテーションを6月1日 (土) の夜にオンラインにて開催
*リフレクションを6月16日 (日) の夜にオンラインにて開催
開催場所:クイーンズメドウ・カントリーハウス
*岩手県遠野市附馬牛町上附馬牛14-122
集 合:2024年6月8日 (土) 13時15分 JR遠野駅 改札前
解 散:2024年6月10日 (月) 14時50分 JR遠野駅 改札前
参加料金 : 168,000円 (早期申込割引 148,000円)
*1室1名でご利用いただきます
*参加料金には集合から解散までの一切の費用を含みます
*早期申込割引は5月10日までの申込いただいた方へ適用します
*ご友人・お知合いと2名での申込のみ 2名同室料金 お一人 118,000円 にてご案内します (早期申込割引との併用はいたしかねます)
*ご参加枠は最大6名です
*キャンセルチャージは開催日20日前から発生します
スケジュール
オリエンテーション・オンライン/6月1日 (土)
└ 19時30分 開始予定 … 準備するもの、集う人の自己紹介など
DAY1/6月8日 (土)
└ 13時15分 JR遠野駅 集合
└ 13時45分 クイーンズメドウ到着・高原の馬の群れに出会う
└ 17時30分 夕食
└ 19時 コトバの交感
└ 20時 思い思いに過ごす時間
DAY2/6月9日 (日)
└ 5時 高原の朝を馬と過ごす
└ 10時 食事
└ 11時 コトバの交感
└ 14時 高原の午後を馬と過ごす
└ 17時30分 夕食
└ 19時 高原の夜を馬と過ごす
DAY3/6月10日 (月)
└ 8時 馬のセッション
└ 10時 食事
└ 11時 コトバの交感
└ 12時 高原の馬と過ごす
└ 14時20分 クイーンズメドウ出発
リフレクション・オンライン/6月16日 (日)
└ 19時30分 開始予定 … 余韻を愉しむ、コトバの交感
ご参加のみなさんの安全を最優先して、天候などの状況により内容が変更になる可能性があります。ご了承ください。
クイーンズメドウ・カントリーハウス
1999年より、岩手県遠野市北部に位置する附馬牛 (つきもうし) にて、森を拠点とした活動を始めました。遠野へ移住したメンバーと、関東から通うメンバーとで森に関わり続け、現在に至ります。中世以降、馬産の地で在り続けた遠野。その土地で改めて馬と暮らし、小さな田畑を営みながら、自然と人の関わり、産業や経済の在り方を探究し続け、再構築していくことを目指しています。
馬との関わり
馬と人との関わりは、およそ5千年前からあると言われています。馬との出会いにより人間の文明は飛躍的に発展し、遠野に限らず、つい最近まで私たちの暮らしの中心には、馬という存在が当たり前にあったのです。一方で、どの地域においても、このふたつの動物の歴史は、「馬の有用性を人間がいかに引き出すか」という時間の連続でもありました。私たちは、馬の野生をコントロールするというこれまでの方法を一度手放し、新たに馬と関わる方法を模索し続けています。
滞在する施設や持ち物について
施設には5つのゲストルームが用意されており、各部屋にベッド・バスルーム・お手洗いがついております。シャンプー・コンディショナー・ボディーソープ・ドライヤー、タオル一式は部屋ごとにご用意ありますが、歯ブラシ・シェーバー・洗顔関係のアメニティー・スリッパ・寝巻き類のご用意はございませんので、必要なものをご持参ください。アメニティーは、松山樹脂さんの「M-mark series」を使用しております。場合によっては髪の軋みが気になる方もいらっしゃいます。髪の軋みなどご心配な方は、普段お使いのものをお持ちください。
お越しいただく季節は、虫も増えてきて、森は夏へ向かう時期。日差しが強い日もあると思いますので、薄手の長袖の服が重宝すると思います。また、滞在中は、高原での時間が多いです。突然の雨や風などの対策としてレインコートやウィンドブレーカー、また急に気温が下がった時のための少し厚手のアウターもあるといいと思います。長靴と手袋は施設にお貸し出しできるものもいくつか用意しておきますが、ご自身が普段お使いのものがあればお持ちください。お荷物を事前にお送りいただくことも可能です。以下の住所宛にて、開催日の前日までに届くようにご配送ください。
〒028-0661 岩手県遠野市附馬牛町上附馬牛14-122
クイーンズメドウ・カントリーハウス宛/0198-64-2882
施設のあるエリアは、電波が入らない場所があります。特にSoftBank系統の電波は基地局がなく入りません。施設内にはFreeWi-Fiが用意されていおり、ご自由にお使いいただけますので、ご安心ください。
お食事について
ご一緒いただく料理人 山崎 彩子さんは、青森県弘前市で料理とお菓子のお店「ゆぱんき」を経営15年されてきた方です。(現在は岩手にて活動。)彩子さんは、2023年からクイーンズメドウにて、さまざまなプログラムで料理を担当いただき、今回のプログラム内では、プラントベースのお料理をご用意いただく予定です。アレルギーや苦手な食材がある方は事前にご連絡ください。
朝は軽く各自でお取りいただけるものをご用意して、10時と17時に運営メンバーと皆さんで集って食事の時間を過ごします。暮らすように過ごしていただくために、食器を並べたり、片付けたり、ということも大切に皆さんと分かち合うスタイルです。
お茶、コーヒー、お菓子をご用意しています。その他のお飲み物 (アルコール類)、また嗜好品などは各自でお持ちくださるようお願いします。
参加された方々のご感想
お申込先
ワークショップへの参加を希望される方は、以下のアドレスまでメールにてお申込ください。
メールには、次の内容をご記載ください。
・お名前 (ふりがな)
・ご住所
・ご連絡先 (メールアドレス)
・ご連絡先 (携帯電話)
・事前に共有すべきこと (食材のアレルギーなど)
・ご参加にあたり一言
*メールでお申込後 参加費をお振込いただいき申込完了となります
*参加費のお振込先はメールにてお知らせします
プログラム運営
コーディネート:徳吉 敏江
馬とのセッションガイド:徳吉 英一郎
フィールドキーパー:松井 真平
料理人:山崎 彩子
クロスポリネート:今井 航大朗
クイーンズメドウ・カントリーハウス(農業法人 株式会社ノース)