屋上屋稔

静岡出身、大阪在住のエセミュージシャンです。

屋上屋稔

静岡出身、大阪在住のエセミュージシャンです。

マガジン

  • 杣道/テキストリレー

    • 73本

    7人の読書好きによる、連想ゲームふう作文企画。 週替わりのリレー形式で文章を執筆します。書き手は自分に渡された文章しか読めず、他の作品はnoteで発表されるまで読めません。 文章ジャンルは無制限。文字数は2500字以内。どんな作品が生まれるのか。お楽しみに!

最近の記事

10-5 「さみしい島」

連想ゲームふう作文企画「杣道(そまみち)」。 週替わりのリレー形式で文章を執筆します。 10周目の執筆ルールは以下のものです。 [1] 前の人の原稿からうけたインスピレーションで、 [2]"さみしいときどうしているか" について書く 【杣道に関して】https://note.com/somamichi_center 【前回の杣道】 「さみしさを感じた時にどうするか」 今日もヤエスの無線機に応答がない。とにかく話し相手が欲しい。最後に繋がったのは同じ島嶼のどこかにいる年

    • 9-05 「森に刺し貫かれて」

      連想ゲームふう作文企画「杣道(そまみち)」。 週替わりのリレー形式で文章を執筆します。 9周目の執筆ルールは以下のものです。 [1] 前の人の原稿からうけたインスピレーションで、[2]Loneliness,Solitude,Alone,Isolatedなどをキーワード・ヒントワードとして書く また、レギュラーメンバーではない方にも、ゲストとして積極的にご参加いただくようになりました!(その場合のルールは「前の人からのインスピレーション」のみとなります) 【杣道に関して

      • 8-07「灯台員」

        【杣道に関して】https://note.com/somamichi_center 【前回までの杣道】 ---- 1) その影が岬を覆うほどの大きな灯台があった。御影石で組まれた巨木のような円柱に、増改築を繰り返した尖塔が積み重なっていた。螺旋階段を昇るとささやかな管制室と仮眠室があり、そこにコヅクエという男が住んでいる。彼は四六時中やかましく鳴り続ける無線を相手に、窮屈な守灯生活を続けていた。 日々FM変調された暗号音声をわら紙に書き殴り、蛾のようにさまよう無人船を

        • 7-07 バクテリア・デモクラシー

          連想ゲームふう作文企画「杣道(そまみち)」。 週替わりのリレー形式で文章を執筆します。前回は藤本一郎「漫画「水は海にむかって流れる」について、あるいは、呪いとハッピーエンド」についてでした。 「前の走者の文章をインスピレーション源に作文をする」というルールで書いています。 【杣道に関して】https://note.com/somamichi_center 【前回までの杣道】 __________________ ある時期を境に、私/私たちは自らを再帰的に定義するよう

        マガジン

        • 杣道/テキストリレー
          73本

        記事

          6-03 「印刷された音楽と、手紙のような音楽について」

          連想ゲームふう作文企画「杣道(そまみち)」。 週替わりのリレー形式で文章を執筆します。前回は親指P「切り離された音」でした。 5、6巡目は「前回の本文中の一文を冒頭の一文にする」というルールで描いています。 【杣道に関して】https://note.com/somamichi_center 【前回までの杣道】 6-02 親指P「切り離された音」https://note.com/kantkantkant/n/nadbd7c917fba?magazine_key=me54

          6-03 「印刷された音楽と、手紙のような音楽について」

          5-03 「植物園駅」

          9人の読書好きによる、連想ゲームふう作文企画「杣道(そまみち)」。 週替わりのリレー形式で文章を執筆します。前回は親指P「パルマコンとしてのノスタルジア」でした。 【杣道に関して】https://note.com/somamichi_center 【前回までの杣道】 5-02「パルマコンとしてのノスタルジア」親指P 5-01 「記憶の縦パス」Ren Homma __________________________________  プラトンの『パイドロス』の冒頭で

          5-03 「植物園駅」

          4-07 「龍ちゃん」

          7人の読書好きによる、連想ゲームふう作文企画「杣道(そまみち)」。 週替わりのリレー形式で文章を執筆します。前回は蒜山目賀田「Dragons」でした。 【杣道に関して】https://note.com/somamichi_center 【前回までの杣道】 4-06 「Dragons」 蒜山目賀田 4-05 「竜の鳴き声」Ren Homma __________________________________ 1)  龍ちゃんは剃刀で刈り上げた金髪が立派な次男坊、地

          4-07 「龍ちゃん」

          3-07「ミナミのマリリン・モンロー」

          7人の読書好きによる、連想ゲームふう作文企画「杣道(そまみち)」。 週替わりのリレー形式で文章を執筆します。 前回は蒜山目賀田の「収集家たち」でした。 【杣道に関して】 https://note.com/somamichi_center/n/nade6c4e8b18e 【前回までの杣道】 3-05「汚れ」/Ren Homma 3-06「収集家たち」/蒜山目賀田 ____________________________ 「ミナミのマリリン・モンロー」を自称する婆さんが

          3-07「ミナミのマリリン・モンロー」

          2-04「トビとジェラート」

          7人の読書好きによる、連想ゲームふう作文企画「杣道(そまみち)」。 週替わりのリレー形式で文章を執筆します。 前回はS.Sugiuraの【陽の光もなく】です。今回は、屋上屋稔の【トビとジェラート】です。それではお楽しみください! 【杣道に関して】 https://note.com/somamichi_center/n/nade6c4e8b18e 【前回までの杣道】 2-02「真似」と「真似事」 https://note.com/nulaff/n/nf508703a9fe8

          2-04「トビとジェラート」

          1-04「実家の犬がわけもなく壁に向かって吠えてました」

          7人の読書好きによる、連想ゲームふう作文企画「杣道(そまみち)」。 週替わりのリレー形式で文章を執筆します。 前回はS.Sugiuraの「今日の、または一昨日の、既に忘れ去れた日々の断章」でした。今回は屋上屋稔の「実家の犬がわけもなく壁に向かって吠えてました」です。それではお楽しみください! 【杣道に関して】 https://note.com/somamichi_center/n/nade6c4e8b18e 【前回までの杣道】 1-03 「今日の、または一昨日の、既に忘

          1-04「実家の犬がわけもなく壁に向かって吠えてました」