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Fiat500に乗って2年半。車の点検をします

わたしのFIAT チンクエチェント。
乗りだしてからはや2年半、点検はもう四回目です。

点検の間、ちょっとだけ思い出を振り返ります。

免許を取って中古の軽自動車を乗り潰すと決め、震災後に88万円でレンタカー落ちの日産のモコに乗り、約8年。(8だらけ)

店頭に出す前で、クリーニングもまだで、新しくないことはわかります。だけどさわやかな水色がちょこんと止まっているのを見た時、私の車だ!と思いました。

2019年の夏、エアコンが壊れたことを筆頭に次々に修理が必要になりました。
車検費用も税金も上がり、もうこの車とお別れする時が来たかもしれない、と思いました。

車を探し始め、たった数年で車は大きく進化していて驚きました。軽自動車の値段がずいぶん高いなぁと思いましたが、試乗して見たら機能やボタンが多くて、ワクワクしました。

でも私の車だ!というワクワクではなく、電車でGO!をゲームセンターでプレイしようとした時のあれに似てました。

私の乗っていたモコさんは軽自動車の中でもシンプルな車だったのだと、車を探し始めてから気づきました。

私はそのシンプルさが好きでした。

特にエアコンは絶対にダイアルがいいんです。

ボディは丸くコンパクトであってほしいんです。

私が思う車はその時の軽自動車の中にはありませんでした。

軽自動車以外で車を検索し続けて、選択肢をしぼり、3択にしました。

①日産 フィガロ
②ルノー トウィンゴ
③FIAT チンクエチェント

外車のルノーとFIAT、日産だけどクラシックカー(かな?)
今思うとぶっとんだ選択肢ですね。

①日産 フィガロ
クラシックカーは素敵だけど、早々に諦めました。街中で見るとかわいいし、時々検索したりしますが、リペアしてあると言えど、車の知識が全くないので、些細なハプニングやあれ?ということにも対処ができないと思ったからです。モコの修理に何度かディーラー通い、修理の見積もりを待つ時間が怖くなっていたのが大きいです。

②ルノー トウィンゴ
これは試乗に行ったのですが、エンジンがFR(後部座席の下にある)なため、両親が後部座席で音が大きいから会話しづらい、と言っていたのがいちばんの理由です。また、外国で作成するので納車に半年かかると言われたのも断念するポイントでした。でも坂道が多いエリアに住んでるので、坂道を軽く上がれる強さがすごくいいなと思いました。

③FIAT チンクエチェント
これも試乗へ行きました。写真じゃなく正面で見た時、笑ってる…と思いました。

丸目で、チークみたいにほっぺにライトがあるんです。

マニュアル車をオートマ車仕様にしていると予備知識はありましたが、オートマだとギアを勝手に変えてくれるのですが、変速するたびガクガク?バタバタ?するんです。

びびりました。

思わぬところでブレーキ踏まれるような感じに近くて、教習所で教官にブレーキ踏まれる時を思い出す感じです。
なんだこりゃ!と思います。
だけどなんでかすごく楽しいんです。
ディズニーランドのゴーカートに乗った時の気分ににています。

その時、在庫のあった新古車はタッチの差で完売してしまったため、新車でほぼ同じ値段で購入することにしました。

とても高い買い物で、ローンを組んだので苦しいなと思いましたが、絶対に後悔しないと思いました。

2年半経っても乗り始めた頃のなんじゃこりゃ!かわいいな!たのしいな!は全く変わりません。

変わったのは、オートマモードではなくマニュアルモードにしてギアを自分で変えながら運転する楽しさを覚えたことです。

オートマ限定免許なんですけど、車自体はオートマ車なので問題ありません。ちなみにクラッチも無く変速を変えられるだけの作りです。

チンクを買ってから雪道は坂道発進を知らずに走り出しに滑ったり、後ろに下がったりで死にそうでしたし、ぶつけられて泣いたこともありますし、ガソリンはハイオクだし、厳しい時もあります。
でもチンクとずっとどこまでも行こう、と思えます。

お友達のような、ピカチュウみたいな相棒のような、そんな車です。

点検が終わってタイヤを履き替えたら、高速に乗ってひとつ旅に行ってきます。

その旅はまたこんど。

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