青椒肉絲

読書廃人です。 やばい本を紹介します。

青椒肉絲

読書廃人です。 やばい本を紹介します。

最近の記事

【簡単料理】西红柿炒鸡蛋(トマト卵炒め)の思い出

以前、中国語教室に通っていた頃の話である。 会話の授業で「好きな中華料理の作り方を、中国語で説明しなさい」という課題が出た。 私は西红柿炒鸡蛋(トマト卵炒め)を選んだ。 西红柿炒鸡蛋(トマト卵炒め)はその名のとおり、トマトとタマゴを炒めた素朴な料理である。素朴すぎて、日本の中華料理屋ではあまり見かけない。 なぜ、この料理選んだのか? 理由は簡単そうだから。 酢豚や回鍋肉なんか、日本語でも説明できる気しない。 そういえば、トマト=西紅柿というのを知った時はけっこう衝撃だった

    • 【本紹介】『百年の孤独』 あの名作を下世話に紹介

      こんにちは。 最近話題のやばい名作をご紹介します。 1.どんな本 『百年の孤独』  作:ガブリエル・ガルシア=マルケス 訳:鼓 直 最近文庫化され、手に取りやすくなりました。 といっても、結構なお値段しますよね… 舞台は南米コロンビアにある架空の町、マコンド。町の開祖であるブエンディア家の、七世代百年にわたる興亡を描いた大作。 作者のマルケスは1982年にノーベル文学賞を受賞しています。 全体を通して見ると神秘的で壮大な物語なのですが、個々のエピソードはけっこうトン

      • 【本紹介】『闇の中国語入門』 中国留学中の恐怖体験と闇違い

        こんにちは。 今回ご紹介するのはこちら。 1.どんな本 『闇の中国語入門』 著: 楊駿驍 有りそうで無かった中国語のネガティブ表現ばかりをまとめた解説書。 そして、それらの裏にある中国社会の現状についても言及している。 2.誕生のきっかけ 大学で中国語を教えることになった著者は、恩師から授業の参考にと大量の中国語テキストを譲ってもらった。 それらに目を通すうちに、あることに気づく。 「ポジティブな表現や内容ばかりだな」 せっかく外国語を学ぶのにこれで世界は広がるの

        • 【本紹介】『戦後最大の偽書事件「東日流外三郡志」』 もはやホラー? 増殖する古文書の謎

          こんにちは。 今回は 1980〜90年代に日本を騒がせたやばい事件について書かれた本を紹介します。 1.どんな本 『戦後最大の偽書事件「東日流外三郡志」』 著:斉藤光政 2.昔話 さて、突然だが昔話にお付き合いいただきたい。 むかしむかし… 古代の北東北には古事記や日本書紀にも記載のない幻の王国が存在した。 荒覇吐(あらはばき)と称するこの国は、一時期は倭国を滅ぼすほどの勢いがあったが、その後分裂して衰退した。 やがて鎌倉時代に津軽地方を襲った大津波により古代からの文

        【簡単料理】西红柿炒鸡蛋(トマト卵炒め)の思い出

          【本紹介】『人間をお休みしてヤギになってみた結果』 訳者も思わずツッコミ入れたトンデモ本

          はじめまして。こんにちは。 記念すべきnote初投稿は、人生に悩んでいた時に出会ったやばい本をご紹介します。 1.どんな本 『人間をお休みしてヤギになってみた結果』 著:トーマス・トゥウェイツ 一言でまとめてしまうと、タイトルそのままの内容のノンフィクション。 これは、人間特有の悩みから解放の開放を目指し、「人間をお休みして身も心もヤギになる」ために奮闘したある男の記録である。 ちなみに、著者はこのチャレンジで2016年にイグ・ノーベル賞(生物学賞)を受賞している。

          【本紹介】『人間をお休みしてヤギになってみた結果』 訳者も思わずツッコミ入れたトンデモ本