神戸児童殺傷、27年葬り続けられる真相
上の写真はきょうの東京新聞から。
じつに腹立たしい記事だ。土師氏に腹が立つのではない。記事を書く新聞記者と新聞社に対してだ。
ハッキリ言って、土師淳君のお父さんはものが見えないひとだ。
子を殺された親の気持ちは、その経験のない私には想像が十分及ばないが、土師氏は、こんな疑問を持たなかったのだろうか。Page d'accuil pour Aという神戸事件A少年冤罪の立場に立つサイトで、私はこう書いた。
<4 遺体に抵抗の跡がない
被害者のお父さんは、警察から、遺体には抵抗した跡がないと聞かされています。
土師守さんの手記『淳』(新潮社)の中に、そうはっきり書いてあるのです(100頁)。
「供述」では、雨上がりのぬかるみで数十分も首を絞められて暴れたと供述されているのに。
しかも、抵抗もしないうちに殺すなどということが、少年にできたでしょうか?>
「供述」とあるのは、Aが検察官に尋問されて語ったことの記録(ということになっているが、実体は検事が勝手な推測を書いたもの。それを読み上げて、被疑者がうなずけば、本人の供述ということになるだけ)である検面調書である。革マル派はそれを盗み出し、文藝春秋に持ち込んで掲載された。検察から何の苦情もなかったから、ホンモノにちがいない。
Page d'accuil pour A は
上記のサイトのURLは http://w3sa.netlaputa.com/~gitani/index.htm
だが、ググってもこのサイトは出て来ない。そんな扱いをするのだ。神戸事件について妥当なことを書いている唯一のサイトと言っていいのに。
最近では、こんな記事も書いた。兵庫県警のもと警視正で、あの事件の捜査の主任だった山下という人物は、あきらかに事件についてウソをついている。真犯人からなんらかの圧力があったこと、真犯人はそういうことのできる立場であったことを想定するほかない。
https://note.com/qiuguliang/n/n45e8a3ca91e1
A という人物は土師淳君の殺害犯ではないし、死体の一部を陳列したのでもない。真犯人はほかにいる。
私の推測では、真犯人は土師淳君を殺害して、それをAのせいだとするために不可欠の準備として、Aによる凶悪犯罪が必要だったので、土師君より小柄で抵抗力のない少女たちを殺傷させたのだろう。
殺傷犯となったAは、自分の弱味を握る犯人たちの言うままになった。
というより、もっと積極的に真犯人グループの指令に従おうとしただろう。
Aは真犯人たちの特殊な団体に所属することを認められたくて、少女殺傷をし、土師君誘拐殺害のニセ犯人とされることを選んだのだと、私は推測する。
不登校児童として、孤立した生活をし、近所の猫を殺すなどの「遊び」に耽っていた少年がいて、真犯人グループに目をつけられ、彼らの示唆する通り、少女殺傷をして、彼らの集団に所属できた。
私は不登校という生き方を卑しめたくてこんなことを言うのではない。日本の、教師がスト権すらなく、自主的な教育も、労働者としての待遇改善のための運動もできない、愚劣な校則や服装規定で生徒を束縛することに生きがい(?)を感じているような学校で教育されるより、才能があったら登校拒否しろと思っている。ただ、世間から外れることには、場合によってはリスクが伴うとは思う。A君のケースは最悪だった。
土師淳君殺害遺体損傷の事件が起きた当初、犯人は数人の成人男性で、黒ビニール袋を持っていたという証言があり、兵庫県警もその線を追っていたのに、それを少年Aに切り替え、上の山下警視正(当時)のように、マスコミにも報道されていた事実経過を偽って隠蔽したのは、何らかの圧力があって、黒ビニール袋をもった成人男性グループではない犯人像を打ち出すことを強制されたからだろう。だから山下氏は、事件のほとぼりが冷めると、故意にニセの情報を流して、真相を隠蔽するのだ。
あの事件の真の犯人は、そんな圧力をかけることができるような人物であったと見るべきだ。
真犯人は、真相を喋ればお前の家族の命はないぞとAを脅しただろう。
では、真犯人たちの狙いはなんだったのか?それは、想像はできるが、あまり確かではないので言わないでおこう。
このPage d'accuil pour A というサイトにも書いてあるように、少年は、拘置所にいるとき、野口というトンマな弁護士に、酒鬼薔薇の書いた字は君の字だというのは警察のハッタリで、ほんとは同一人物のものとは断定できないと警察の科学捜査研究所では言ってるんだよと聞いて、ぼくは騙された、悔しい、と泣いたが、ならば、ぼくはあの事件をやった犯人じゃないんだ、助けてください、とどうして言えなかったのか。
私はAが少女殺傷の少なくとも一部を実行してしまったこと、真犯人と面識があり、脅迫されていたことによるのだと見る。
それにしても、肝心の犯行声明がAの書いたものではないと知った野口弁護士は、また、同じく家裁の井垣康弘判事は、どうして少年を無罪だとは考えなかったのだろう。
土師守さんにこんな話をしても感情的に拒否するだけだろうし、その周囲にいるひとたちにも理解は期待できないが、そういう当事者やその周囲でもないメディアの愚劣さは、憂慮するほかない。それが、いま米国に引っ張り回されて、貧困と、でっち上げの対中戦争に直面して、沖縄を犠牲にしようとしている国のメディアなのだ。
A氏は今も真犯人グループの脅しを受け続けているはずである。土師守さんに手紙なんか書けるわけはないのだ。
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