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中国で薬草の価格が高騰

中国の投機筋「高いリターンを見込める商材」=「薬草」

【ロイター記事】中国で薬草や茶葉に投機の波、経済低迷受け

上海/シンガポール ロイター

低金利、株安、不動産不況に見舞われている中国

ロイターの記事を読んでもらえば一目瞭然なのだが、原因は中国の経済悪化だ。
中薬(伝統薬)の素材となる薬草や、高級茶葉などの価格が高騰している。

「高いリターンを見込める商材」=「薬草」と投機筋は着目したわけだ。
「茶葉や薬草の市場」に価値を見出している事が伺える。
これは日本の薬草にも魔の手が伸びる可能性があるのではないか・・・?

中国では、近年干ばつや洪水など自然災害に見舞われて薬草の供給が追い付かず、生薬の価値はここ2年で3倍も値上がりしている。
その希少価値も相まって、健康志向の人だけが目を向けるものではなく、お金儲けをたくらむ投資家に目を付けられている。

日本の土地が中国資本の企業に買われるケースはよく聞くが、薬草栽培に目を付けた中国企業などに、日本の土地を買われなければいいけれど…と危惧している。

勿論中国の歴史は長く、今日本にある薬草も、多くは中国や朝鮮から渡ってきたものがほとんどで、日本独自の薬草はわずかしかなく、
特に、中国では全く薬用にされず、日本でのみ薬用にされているものは、10種類程度だそうだ…。

偉大な歴史を誇る中国あってこその日本の薬草なので、中国と日本が手を取り合って「人類皆、地球の土地をお借りしている。」と争いあうことなく自然が損なわれない形で薬草文化がこれからも継承されていくことを願うばかりだ。

先日の金曜ロードショーの「天空の城ラピュタ」のセリフが身に染みる。

「今は、ラピュタがなぜ滅びたのか、私よくわかる。ゴンドアの谷の歌にあるもの。
―土に根をおろし、風と共に生きよう。種と共に冬を越え、鳥と共に春を歌おう―。
どんなに恐ろしい武器を持っても、たくさんのかわいそうなロボットを操っても、土から離れては生きられないのよ。」

奪い合うのではなくて、共に生きることができたら、いいのに・・・

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