『 “ めんどくさいこと ”はまず真っ先に取り組まなきゃいけないことだったりして、だけど誰もやりたくないことだったりもするから、率先してやると物凄く重宝されるんだ 』と学んだ出来事

＝　自己紹介　＝

技術系会社員をしながら、アート活動や塗り絵本を世界の子供たちに届ける活動をしております、KENTA AOKIと申します。

これまでに、「インドネシア、タイ、日本の幼稚園や学校で塗り絵授業」を行ったり、「上海日本総領事館・上海伊勢丹との協賛で塗り絵ワークショップ」を行ったり、「アメリカのギャラリーコンペで年間6件受賞」をしたり、そんな活動を行っております。

本日は、『 “ めんどくさいこと ”はまず真っ先に取り組まなきゃいけないことだったりして、だけど誰もやりたくないことだったりもするから、率先してやると物凄く重宝されるんだ 』と学んだ出来事をビール飲みつつブログにしてみたいと思います。

結構当たり前のことなんですが、なかなかできないことだったりもする、そんな内容です。

＝　事件　＝

当方、普段は会社員として働きつつ、傍らで塗り絵作家としてアート制作やイベントなどを行っているのですが、今日のお話は会社で起きた出来事がどちらかと言えばメインになってきます。

何が起きたのか？

端的に言うと、コミュニケーション不足で、情報伝達がうまくいかず、二転三転して、色々なところに迷惑をかけて、ようやく決まった、みたいなことです。もう少し言いますと、とある部屋のレイアウトをいま決めているのですが、レイアウトを決めることと、そこにどんなイスや机を置くかを決めること、が1週間後に迫っている中で、最近担当になった子(結構若い子)がこれでいきます、と決めたんです。

…ですが、実はその子が付く前、レイアウトと机などは、色々なチームメンバーに聞いて、意見を反映し、すでに決まっていて、その案も他部門の発注などを担当してくれている方に伝えられていたんです。ところが、直前になり、事情を完全に把握できていなかったリーダーが「 レイアウトの件、どうなっているんだ？期限も近いし、やらないと！ 」みたいな感じで、最近担当になった子に指示が行きました。で、その子は情報が入っていないこともあり、そこからまた一からスタートしたんです。

もう何かが起きそうな匂いがしますよね？(苦笑)ちゃんと問題はおきました。変えちゃいけないような部分まで変えてしまったり、それを周囲に確認せぬまま進めていたんです。もちろん、その担当の方というよりは、上長も含めてやっていたので、その子だけの話ではありません。どちらかというとその子は一切悪くないです。

で、最終的にこれで行きます、といって出された案に、当然過去に決めてきたメンバーが“ え！？ ”となった訳です。で、緊急会議からの白熱した議論です(苦笑)。結局最後はみんなの意見をもとに、リーダー陣で答えがまとまったのですが、こんなことが起きました。

＝　いやなことほど希少価値が高い　＝

ここまでのお話が背景になるんですが、この内容だけ聞いても、今日のタイトルにはつながらなそうな感じですよね？

『 “ めんどくさいこと ”はまず真っ先に取り組まなきゃいけないことだったりして、だけど誰もやりたくないことだったりもするから、率先してやると物凄く重宝されるんだ 』

ですが、ちゃんと繋がると思ってます。背景の背景の部分で。今回のケース、何をしておく必要があったかと言いますと、完全に“ コミュニケーション ”です。ちゃんと上長から話が来ていた段階で話ができていたら、もっと言うとそれよりも前からコミュニケーションができていたら、多分こうはなっていなかったと思います。背景の背景、つまり普段からのコミュニケーションです。

ただ、みんなコミュニケーションを取って、状況を把握して、その上でなんとか対応しないと、というのはどこかで分かっていたと思います。ですが、できなかった。ここがなんでかなんですが、色々理由はあるうちの大きい部分として、

“ コミュニケーションってめんどくさいし、ちょっとこわい ”

な気がしています。いわゆる、コミュ障、にも近いのかもですが、積極的に人と絡んでコミュニケーションを取るって、最近難しいと感じる人が増えているんじゃないかと思っています。直接会わなくても、交流するツールが単純に増えたためです。だからこそ、実際に面と向かってコミュニケーションするって、緊張するし、どこかいやだな、誰かやってくれないかな、と思うんじゃないかと。

それでそろそろタイトルに繋がってくるのですが、この時、

「 じゃ、僕みんなに意見聞いたり、意見伝えたり、なんなら他部署や外部との交渉もやるので、言ってくださいね！うまくチームでやってきましょう！ 」

みたいな人が現れたらどう感じますか？？正直、神ですよね、なんてかっこいい、頼りになる人なんだと。実は今回、それに近い感じのことが起こったんです。そしてその人に対して、同じような感情を僕も抱いたんです。この瞬間、「 あ、なるほどな 」と思ったんです。

今回のケース、コミュニケーションを取ること(しかも普段から良い感じで)は、正直、語弊があるかもですが、めんどくさいと思います。ですが、絶対にやらなきゃいけないことだとみんな分かっていたんです。でもみんなやりたくない。だからこそ、僕やります、の人が出ると、その人自体の希少性が上がるので、その時点で“ 価値 ”になると思うんです。やりたくないレベルが高ければ高いほど、価値だと思います。この考え方、計算高い感も若干ありますが、でも気持ちの持ち方として、すごく良いなと感じました。やりたくないことが、やりたいことに変わる可能性を秘めた考え方なので。

↓コミュニケーションの天才達、横浜ビールの面々

とっても勉強になった出来事でした。僕もコミュニケーションは嫌がらずに頑張ろうと思いました(笑)。

P.S.

本日はこちらのビールで。

IPA好きです。