2/28 日記の書き方?
昨日のこと。
いつもなら聞こえてくる、タイヤが路面の氷雪を踏み締める音がかき消されるほどの強風でアルミサッシがガタガタと揺れている。いつもより白く明るく感じる外の様子を確認するためカーテンを開けると、横なぐりの激しい吹雪で山が全く見えなくなっていた。こんな天候でも出勤しなければならないのか…今日は無理せず休んでもよいという上司からの連絡を少し期待したが、こんな天気でも出勤したらかなり偉いのではないかとなぜかやる気が出た。
家の前の通りをいつも通り走っていく車を見て、吹雪の中でも出勤するのはなんら特別なことではないのだよなと冷静になり、いつもより早めに支度して家を出た。海沿い育ちの雪に対する憧れと雪道のスリルをモチベーションにして(こんなことを書くと仕事が億劫なのかと思う人もいるだろうが、仕事はとても楽しいし好きです)、職場に着くとまずは雪かきをして駐車し、他の駐車スペースも雪かきをして一服した。1時間前には職場に着いていたのにあっという間に始業時間になってしまった。
午前中は記憶から消えるくらい苦しい図面作成を進めていた。社長高校時代の同級生で不動産屋をやっている方からの依頼で消防に提出するスナックの既存図起こし…正確性が微塵もない手書きの図面しかなく、実測した寸法から図面を起こさなくてはならなかった。これがかなり複雑な形状で、少しずつ膨らんだ台形平面の客室に斜めに振ったバックヤードがくっついているので求積表をつくるのがかなり面倒くさかった。結局2日かかったがようやく終わり、ほっとしている。
今は住宅の家具の検討と合わせ、事務所のオリジナル照明の設計と見積り図面の作成を進めている。実寸の模型(コピー用紙で作る簡単なもの)で検討を重ね、心から良いと思えるプロポーションの寸法を拾って手でスケッチを描いた。2つのデザインのペンダント照明を作っているが、ゆくゆくは2サイズ展開させる予定である。自分が線を引いたものが実際に形となり、事務所のメンバーだけでなく多くの施主のもとに届き、それぞれの生活を優しく照らす日がくるのが楽しみで仕方ない。
日記を書く前にその日の出来事を思い返す時間があるのだが、そのままあれこれと考え事が始まってしまい、考え事が終わる頃になるとそれらを全て書き出すのが億劫になってしまって結局何も書かないままnoteを閉じるということがよくある。そうして目が覚めると2週間が経過していた。
すぐ思い当たる解決方法は、一日の終わりに思い出して書くのをやめて、こまめに出来事や考え事を書き留めておくということ。メモ程度でもたたきができていれば日記を書く時間を短縮することができる。noteを書くハードルはかなり下がるだろう。
ただこれは日記を書くことが日々の目的になってしまいかねない(友人との時間をこまめにInstagramのストーリーズに上げている人たちは純粋にその人との時間を楽しめているのかという疑問はこの話題の延長線上にある)。日記は記録や考えの整理としての役割を持つべきだと考えているので、日記を書く時間が1日の中で占める割合が増えては意味がないと思ってしまうのだが、書いているうちに果たしてどうだろうとまた思い直しているところだ。
楽しく書けていればそれでいいのかも、とも思う。
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