休憩時間

僕は夜の公園が好きだ。
誰もおらず、静けさに包まれているあの切なさと力強さが好きだ。
昼間の公園はみんなに必要とされている。
子供達、母親、お年寄り皆が集う。
しかし夜中の公園はどうだろう?誰もおらず誰にも必要とされていない。明るくなり皆が来るのをじっと待つ。

もしこの瞬間この公園が消えてしまっても誰も気づかないだろう。
そんな切なさと、それに耐えうる公園の強さに憧れる。

そして僕はそんな公園で1人ハイボール片手に1人の世界を堪能するのだ。