【日記】バス
バスを使う通勤をはじめて、ずいぶんバスというものに慣れてきた。
寒風吹きさらされる中で、バスの始発を待つということもした。
雨が降っている混み合った車内にギリギリで搭乗し、人に押されながらも、バスのフロントガラスから見える暗い街頭を見るのは、特別感があって良かった。
広告ディスプレイに、日替わりの晩飯のレシピが表示されて、これを覚えといて作ろうと見る度思うんだけど記憶していた試しがなく、むろん作ったこともない。
朝、バスの中で寝ていたら、目の前で手を何度も鳴らされて起こされた時があった。
また別の時には、夜帰りのバスで居眠りをして、気がついたら回送で車庫に向かいつつあるのに気がついて、運転手に声を掛けてまだ終着駅から隔たってはいない道端で下ろしてもらったこともあった。