【日記】ネル
今日は、コーヒーを飲んだ。
今日「も」、というのが正しい。休みも仕事の日も、飲まない日はない。毎朝、自分で淹れている。去年から仕事前にも淹れるようにしたのだが、もう完全に習慣になっている。実際に、何がどう変化するのかは分からないが、自分の為に行っている習慣というのは、それがあるだけで価値のある時間になっているような気がする。
フィルターとして使っているコーヒーネルは、あるコーヒー屋の店主から教わったもので、ハリオとかカリタとかのメジャー所ではなく、新興の繊維会社が作ったもので、間に和紙を織り込んでいるから、目詰まりが起きにくくて長く使えるというものだった。
ネルの管理は、普通に言われているものだと、水に漬けておくとか、ジップロックに入れて冷蔵か冷凍しておく、というのがメジャーだけれども、確かに匂いはつかないかもしれないが面倒でしょうがない。実際、前にも一回ネルのフィルターを試したことがあったが、その管理が面倒でやめてしまった。が、それを使っていれば、ちゃんとゆすいで乾燥させてしまえばいいという。
これがかなり簡単で、以降そのやり方でコーヒーを淹れている。何ヶ月も持ち、正直寿命が分からないので、いつまででも使えてしまう。ただ、さすがに半年くらい使ったら取り換えている。しかし、半年に一回しか変えないとなると、この繊維会社は、これだけ長持ちする良いものを作っているにもかかわらず、儲けがそれだけ減ることになるのだ、と考えると、もっと頻繁に変えるべきなのかもしれない、と思うこともある。
キーボードもそうで、今使っているのがHHKBというものなんだが、他のキーボードに比べて、段違いにキーの耐久性が高い。打ちやすいし良いものなのだが、そうすると回転率は悪くなり、そのうち潰れてしまうかもしれない。世の中、なんでこんなことになっているのだろうか。