【小説】私はウナギではない。ウナギを代弁することはできない。私はマクドナルドが美味しいか?
私は一瞬でもマクドナルドが美味しい。カードを表にする際に汗が飛び散っ。街灯が灯る瞬間に人も現れて既に歩き始めた。地方銀行蟻の歩みと三種のコンビニに寄り集まっ。銀行コンビニで所定の手続きを行いお金を下。何のためにお金を下。多数の声にならないウナギの声が聞こえる。お前はウナギを食うのか? お前はウナギか? 土用の丑の日にお前はウナギか? 蟻のようにウナギの肉に集るお前はウナギを食う? マクドナルドの肉汁を感じた。当然ながら、牛は養殖できるから絶滅しない。地殻の深くに大量の泥に塗れた牛がのたうっているのだろう。笊で取り上げて頭に釘を打ちきれいに皮を剥いでいく。お前は確かにウナギではないのかもしれないが、お前は牛なのか? 絶滅しなければそれでいいのか?
お前は人間か?