【日記】雨
深夜に雨が降って、明け方には止むと知っているので明日は自転車で出掛けることにした。
今日、一日足掛けではあるが、二冊本を読み終えた。こんなスピードで本を読んだのは久しぶりで、電車でもバスでもとにかく読み続けるという読み方をした。ある意味で、少し集中せず読んだ所もあった。けれども、とにかく今、読みたい本が溜まっている状態なので、万全の状態で読むとか、全て完全に理解したうえで読み進めるとかいったことに、あまりこだわってはいられない所もある。しかし、読むということ、実は自分が万全だと思っている、百パーセント読んでいると思っているシチュエーションでは、実は思ったほど頭に入っていないということがあると、今回の資格試験で思った。一通り目を通した後で、いったいどれくらい頭に入っているのか、正確に辿ってみると、七割いけばいい方で、半分かそこらは記憶が欠損している、ということもある。なので、ざっと読んで、気になった所を覚えておいて、また目を通す、これはどれだけ尊敬する本だとしても、そういう読み方を、少なくとも初手ではしていくということも、一つの読み方だということを、実験的にでもやってみようと思った。それによって、失われることもあるかもしれない。だが、現実、本棚を振り返ってみれば、ちゃんと読もう、ちゃんと読めるタイミングが来ればいずれ開くのだと、信じていた本が、百冊では聞かないくらい本棚にきれいに収められていて、もしそんな扱いを受けるくらいなら、少しでもいいから目を通しておいた方がまだましだ、というものがこちらをにらんできているのである。
自分自身の為に、また読書の方法を変えるのである。
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