2021-11-04
手帳メモから紙のノートへ清書した。この作業が効率悪いなと思っていたが、書きながら思考が整理できたりして意外に有益だった。自己形象化について雑多な思いつきが意外な結論になった。
付箋がうまく使い切れない。
いや、普通は付箋を使い切ることはあまりないだろうが、3色セットの付箋を使っていると、特定の1色だけ先になくなり買い足さないといけなくなる。
そして先日付箋を買い足しに行ったのだが、3色セットの付箋があろうことか売り切れていた。なぜ... 私は付箋売り場に立ち尽くした。
仕方なく以前使っていた3色を含む7色セットの付箋を購入しながら、コロナ下で本を読む機会が増えて付箋の需要が高まったのかなどと考えた。
なんで3色セットなのか。1色ずつバラ売りしてくれれば足りない色だけ買えるのに。ここまで考えてから、付箋メーカーの意図を理解してなるほどと思った。
つまり付箋メーカーとしては何色かセットにして売ることでよく使う色が先になくなるのは想定済みであり、バラ売りをしないことであまり使わない色がセットになった付箋を売ることが出来る。付箋の利用者はこうした付箋の特定の色が先になくなることはよくあることなので、それに備えて予備の付箋も買っておくため、さらに付箋が売れる。
つまり、こういう事だ
右下のオレンジ色だけ残った付箋が今まで使っていた付箋、中央下の付箋が予備で買っておいた付箋、左下が渋々買った7色セットの付箋である。
上の3つははるか昔に使っていた付箋の残骸である。やはり色ごとに使用頻度が非常に偏っているのが分かる。
もし付箋が1色ずつバラ売りされていたらこんなに付箋を買っていただろうか?(いやない)
付箋メーカーの気持ちも分かる。付箋というあまり大量に売れない商品をコストを掛けてパッケージングして売るのは大変だ。少しでも商品単価を上げたいはず。どうするか?セット販売である。
ここで1色ずつバラ売りしたらどうなるか?1色ごとにパッケージングが発生しコスト増、売れる色に偏りがあるため商品管理が面倒、新色やら特別色やらの開発が面倒、コストが商品価格に転嫁されて価格増、購入者は「1色でこの価格...やっぱ買わないでおこう」となることは必至だ。
コストと利益と最終価格のせめぎあい、ギリギリの苦肉の策が3色セットの付箋なのだろう。