aiko 48歳
情熱大陸とEIGHT-JAMでaikoが特集されていました。嫌いじゃないけど、テレビで歌っていれば観るけど、熱心に聞いたことなかったなぁと思ったんですよね。
ネットでちょっと調べてみたら『98年組』という表現があるんですね。宇多田ヒカル・MISIA・椎名林檎・浜崎あゆみ、そして、aiko。この年には、他にくるりやKIRINJIもデビューしてました。オリジナリティに溢れてた人たちばかりですね。ある意味、奇跡的な年かもしれません。
EIGHT-JAMのそれぞれの特集の中で、宇多田ヒカルは曲がなければ歌いたいことがわからないと、一方aikoは歌詞に曲をはめていくということを言っていて、その違いも面白いなあと思うのです。
で、なんでaikoをちゃんと聞いてこなかったかわかりました。MISIAの曲、好きだったんですよ。『つつみ込むように・・・』『Everything』『逢いたくていま』とかが、大好きだったからだと思うんです。同時代に特別好きなシンガーが別にいるとそうなっちゃいますよね。音楽を聴く時間も有限ですから。
番組の中でaikoが誰にも聞いてもらえなくなることが怖いと言っていて、ファンからすればそんなことあるわけないよって思うだろうけど、キャリアが長くなったからこその言葉かもしれません。才能があっても、その時人気があっても、いつの間にか表舞台から消えていったシンガーは数知れず。自分が歌い続けていられるのは、才能や努力だけではないことも感じているのでしょう。ファンとかスタッフとか運とか。
そんな不安感に付け込まれたのでしょうか。信頼していたスタッフに裏切られ、裁判になっているようです。強い人だなぁ。しっかりと立ち上がって音楽制作やライブに向き合っていて、すごいなぁ。かっこいいなぁ。
番組の中で見えている彼女の姿は何とも愛おしく感じられるものでした。これからは、今までとはちょっと違った気持ちでaikoの曲を聴くことになりそうです。