放課後は続くよ、どこまでも その2
初雪でも降るんじゃないかと思うくらい寒い秋のある夜、一緒にこたつに入ってテレビを見ていた中3の妹が「お姉ちゃん、ナカタシンイチロウっていう人と付き合ってるの?」と、突然そんなことを言いだした。
「んっ?」私は、何を聞かれたのかさえ分からず聞き返した。
「何?」
「だから、付き合ってるの?」
「誰と?」
「ナカタシンイチロウっていう3年生と」
全然、話がかみ合わない。というか、何のこっちゃという感じだ。
「そんな人知らないし、、、。付き合ってる人もいないよ。何で?」
「南校の