架空アニソン祭2023途中経過2
あともう5日あまり。一か月間ありましたので、物語で言いますとクライマックスです。昔、何かの本(確か「小説家になるためには~」的な本です)で、講師の大沢在昌さんが、「物語というものは、主人公をいじめていじめていじめぬくのだ」という主旨のことをおっしゃってました。
そのどうしようもない状態から、どうやって着地点を探すのか?
物語は破綻しないのか?
生徒からの問いに対する先生の答えは「考え抜けば答えはきっとでる」でした。うーんさすがのハードボイルド!(笑)
ハリウッド映画のような、形勢逆転に次ぐ形勢逆転劇。人の興味を惹きつけるのはそういうお話。
ワタシはどちらかというと、純文学のような、日常の一コマのようなものを衒学的、誇大妄想的に示すという作品や、新感覚の文体でつづるストーリィ、嫌いじゃない。いや、むしろ好きなんですが、エンタメとしてはつまらないと思います。
音楽に関しても同じで、ワタシは普段研究業務をしている以上「新しい一ページを開くことにこそ意義がある」と思っています。だから、新しいコード進行(周りの人曰く『変なコード進行』)に着目して作曲をしてるわけです。
しかしながら、そういうのはどう考えてもウケが悪いわけで。
急にカンボジアのソウルフードを食べてみろと言われても胃が受け付けないのと同じ。
エンタメであるからには、リスナを意識した音が必要だから、例えば日本人が好きなカノン進行だとか、1-6-2-5だとか、そういうのを使うべき。
寿司やお好み焼きならいつでも食べれまっせ。ということです。
ただし、そればかりではうまくいくはずがありません。だったら全員売れるはず。そこに自分らしさというのをスパイス程度にふりかける必要があると思います。おなじカノンであっても、「ああ、これはたぶんあの人の曲だな」とわかる何か。
それを探すため、色々挑戦しているという位置づけでやってます。
さて、この一か月間にわたる物語ですが、ここらでがらっと雰囲気を変える予定です。今までちゃらちゃらしていた世界に変革を。
ただし、ふざけた気持ちも忘れずに。
不穏だけどジョークじみたシュールな雰囲気。
急に読んでも世界観に入れないけど、ここまで二十日以上やってきたので、最初からお付き合いいただいてる方は嘘だと分かってるけど、なぜか親身になってしまう。
そういう具合になってたらいいなぁと思う次第です。
最近ちょっと展開が気になる、というDMをいただいたりして、欣喜雀躍してます。
もう、ツイートもニコニコも全て予約投稿済みなので、ワタシはこっから先特にやることはありません。今日のツイートで「リプライできない」ていう布石を打ったので、完全に行く末を眺めてみようと思います。
ここから先も、みなさんが多少なりとも楽しんでいただけたら嬉しいなと思います。
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