小豆沢Q|DTMerなエッセイスト

自作曲を歌ってもらうことに生きがいを感じるDTMerが、唐突にエッセイストを目指す。 …

小豆沢Q|DTMerなエッセイスト

自作曲を歌ってもらうことに生きがいを感じるDTMerが、唐突にエッセイストを目指す。 無料という言葉に弱いため、金で時間を買わず、自力でどうにかすることをモットーにしている。 <趣味>読書。ラジオ体操。

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最近の記事

小豆沢家の一族(五)特別編――兄

 父のお次は兄である。連続して楽な道を選ぶ私に幸あれ。  おそらく、私が今までで一番言及している家族が兄だろう。やはり兄妹なので、一番良くわかり合えているという相対的な部分もあるし、家族の中でも一番アホな話が多いという絶対的な理由もある。  ここで父と兄の違いについて述べよう。このときの兄は、しかつめらしい顔を作り、腕組みまでして一生懸命考えているという様子をこれでもかとばかり醸し出しながら「……多分、ええとこ760ぐらいちゃうかなぁ?」と言っている。演技派なのだ。今ワタシ

    • 架空アニソン祭2023の顛末

       小豆沢家の一族についてのポストを整理していると「せっかくなので、色々キュレーションしておこう」との思いがむくむくと持ち上がってきたので、やってみます。  ぬけがないといいけど。  架空アニソン祭2023に参加したんですが、それに関するポスト一覧です。  これは自分でもかなり楽しんでやってました。一時期四コマ漫画を作ってたんですけど、それのアニメがはじまるぞ! っていう形にしていこうと。  最終的なオチは考えてたので、そこに向かってどうやって紆余曲折させて持っていったろか

      • 小豆沢家の一族(四)特別編――父

         今まで私がポストしてきた、父に関するストーリィにコメントしていこうと思う。  昔のネタをひっぱりだしやがって、楽をしようとしているんだろう貴様! と見えるかもしれないが、それは違う。今までこんなことぼやいてきたんだなぁと、ノスタルジィにひたるための回顧録にしようとしているのだ。  しかしながら、それはまあ、どちらかといえば後者のほうが自分勝手だし、実際楽なので、いざ不平不満がきたとしても、何も言い返すことはいたしません。  父は大体のものを「うまいうまい」で済ましている。

        • 小豆沢家の一族(3)

           小豆沢家の悪いところは一つ。他山の石が実践できないところである。  本当はもっとたくさんあるかもしれない。いや、間違いなくある。でも、今書いている時点で思ったのはその一つだから、この気持ち、ウソではない。言葉の綾。別に構いませんよね。  人の失敗談はとにかく大好き。毎日がぶ飲み。二リットルは摂取したい。そこから何かを学び取り、人間としてちまちま成長していっていればきっと、明治が始まった時点では華族に序列されていただろう。  だから、先祖に対しては怒りを覚えている。なぜ君

        小豆沢家の一族(五)特別編――兄

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        • エッセイ
          15本
        • 音楽関係
          17本

        記事

          小豆沢家の一族(2)

           おおよその女性の本能に抗えず、母は旅行が好きだ。さまざまなところに家族旅行で赴き、キラキラでアゲアゲで豪奢なハッピィライフをSNSで見せつけ、表向きの賞賛と裏で発酵する妬みにまみれることを是とする、というわけではない。  本当に、単純に旅行をするのだ。家族がこんな年齢構成になっているので、全員で行くということはまずない(そもそも、母以外のメンツはあまり旅行が好きではない)。  母が個人的に友達と旅行をするだけだ。  こんな書き出しだと、さも母のずっこけ旅行談が始まると思う

          小豆沢家の一族(1)

           最初に言っておく。この文章は「犬神家の」や「華麗なる」とは、大いに趣が異なる不真面目極まりないものである。  文学界に与える影響も皆無だし、世界平和にもつながらないような散文だが、どうしても書かなくてはいけないのっぴきならぬ事情がある。  理由は実に簡単で刹那的である。  Xにおける私の投稿の中では、まちがいなく一番ウケるネタだからだ。  一応、現在は趣味の創作アカウントとして運用しているのだが、「趣味である音楽」や「趣味である文学」、「趣味である音楽や文学のシナジ

          文字に頼る危険性~炎上とか詐欺とか~

          Xで音楽関係アカウントを持っている方の大半は、近頃のタイムラインやらトレンドやらを見ながらこう思っているでしょう。 また、喧嘩してるのか。やれやれ勘弁してくれよ。 そう。Xにおける炎上四天王の一角「音楽理論」が、今まさに燃えているのです。 ついでに言うと、ヤジ裁判の結果についても百家争鳴で燃えてますね。 これらの話には――というか炎上全般には――共通しているところがあります。 それは、 (情報の受け取り手が)ちゃんと読んでいない こと。 伝える側が伝えたいこと

          文字に頼る危険性~炎上とか詐欺とか~

          パラレルやらマルチやら

          やあやあ、とっても久しぶりですね皆様。 と、言いつつも読者がいるのかいないのかわからないぐらいのノートなので、過去の自分に対して現在の自分が挨拶をしているだけなのかもしれません。 音楽関係での活動の一環で、「スリーピースバンド投稿祭」というものを開催したのですが、思いのほか盛況で、なんとはなしにテンションが上がってしまい、後回しにしていた「最近購入したギターのレビュ(録音)」そして「ノートの執筆」をやったろうやないかい! という気持ちになったのです。 そう! 夜更かしして

          パラレルやらマルチやら

          Xについて

          うわー最近書いてないなあと思ったので、突貫工事で書きます。 さてさて、なにか仕様を変更するたびに炎上まがいの騒ぎになるX。利用人数が多くなると、必ず反対する人と賛成する人が現れます。 全員の意向を尊重するなんてできるわけがないので。 ちょっと、というか結構悲しいのは、そのたびに誹謗中傷が行われること。 「ええー! 困る!」 これはいいでしょう。困るに任せるしかありません。ここからどうにか解決するのが自分の腕の見せ所です。 「勘弁してよ……もうスレッズ(or スカイ

          昔取った杵柄

          さあさあ。参りました。 何が? なんと、今日投稿しておけば、5か月連続投稿らしいです! ……先月も同じようなことで投稿してましたね。ワタシ。 しかし、先月とは圧倒的に異なることがあります。 ワタシのモチベーションです。 この一か月弱、毎日ちゃあんと「小説家になろう」で文章を書いていたので、執筆に対する気持ちがノッてるわけです。 内容は全然ちゃあんとしてなかったんですけど。 そんなわけで、最近、文学と音楽の親和性について考えてました。 オペラだったりミュージカ

          適当なヤツ

          誰のことか? 無論、私のことである。 noteの存在をすっかり忘れて、ふわふわと生きてしまっていた。 先程、知り合いがXにnoteを貼り付けていたので記事を読んでいた。ふと画面を見てみたら、右上に通知マークがどでんと居座り何かを伝えている。 確認すると、3月末までにnoteを書けば4ヶ月連続投稿ですよ! と意味不明の焦燥感をなすりつけようとしてきているではないか。 もちろん、そんなもの狙っていない。 しかし、いい機会なので何か書いてみようと思った。 最近私は、X

          喧嘩を解決するたった一つの方法

          ネット上では日常茶飯事、現実世界でもちょこちょこ生じる喧嘩。 これをどうにかするには、 当事者同士で話し合う これしかないと思っています。 いいかい。当事者じゃない場合、外野は余計な事をしてはいけないよ。全く、これっぽっちも関係ないんだからね。戦火を広げるようなひねくれた真似だけはしないでおこうね。でも、たまにあるんです。関係ないのに巻き込まれちゃうことが。 そういう場合は、 当事者同士で話し合う機会を作ってあげる ことだけを目標に動きましょう。 基本的に自分と関係

          喧嘩を解決するたった一つの方法

          ボカコレ前の悪弊

          最近、Xのアカウントがちょくちょくフォローされます。卑猥なやつからじゃなく。音楽関係の人から。 ほとんど動かしてない上、音楽についての言及もないのになんでだろう? と思ってたんですけど、多分首題の件だなとさっき気づきました。 ボカコレがいつあるのか知らないけど、多分近いんでしょう。 ボカコレ前にがさーっとフォロワが増えて、終了後すぅっと消えるように減っていく。 イナゴ害のようなアレでしょう。 しかし、安心してください。フォローバックはしませんし、曲も聴きません。長い目

          苛立ちの正体に気づいたからといって、ムカムカが収まる訳では無いことについて

          ここのところ、イライラしてるというのは前回書きました。 最近、なんとなく理由が読めてきたんです。 つまり、自分の深層心理にたどり着いたのです。 どうも、どんくさいことにイライラしてるんじゃなくて、どんくさい人をサポートしようとしてる人が悪く見られてしまうことにイライラしてるようなのです。 なんだか複雑ですけど。 例えばこういう事例。 Aさんというちょっと頼んないけど立場的にリーダになってる人がいたとします。でも、その人が場をしきれないから、世話好きのBさんという人が、

          苛立ちの正体に気づいたからといって、ムカムカが収まる訳では無いことについて

          イラチの思考

          小豆沢Qはイラチである。 そう。皆さんの想像の30倍ほどイラチなのである。 文面では100分の1程度に抑えてあるから、平均的な人よりも30/100程度のイラチ、つまりはどちらかというと穏やかのお人柄、だと勘違いしている方もいるかもしれない。 ちゃんと私の本質を見抜いている人は素晴らしいと思います。実りある良い人生を送れるでしょう。 他人の人生のことはさておき、私がどういう場面で最もイラチの虫がぶんぶと鳴くかお教えしよう。別に知りたくないでしょうが、私はイラついた時に文

          新年の誓い

          でもたててみようかと思います。 最近、曲作りに関心がなくなってきてる。でもバンドはしたいなぁというアンビバレントな私。 なんというか、音楽を楽しむならリアルの方が圧倒的に面白おかしいじゃないかという心境なわけです。 久しぶりにXを覗いてみると、音楽理論というテーマで建設的なようで建設的では無い意見が飛び交う地獄が見えました。 石川県の地震や羽田の事故についてもデマゴーグの嵐。 誰がなんと言おうと、こういう時はNHKが一番正確で早い。 情報化社会を生き抜くためには、情