自己肯定感をあげる褒め方
「さすが!」って褒めないで
と生徒に言われました。
「さすがだね」と言われるのが嫌なんだと思い、
じゃあ、「さすが」って、〇〇ちゃんには言わないね
と伝えると、悲しそうな顔のなった。
他の子に「さすが」って褒めないでって意味だった。
その子曰く、
他の子がさすがと褒められると
自分が悲しくなるから言わないで
とのこと。
うーん、それは無理。
他の子の褒められた言葉はその子の頑張った結果でその子だけのものだから、それを奪うことはできない。
例えばその言葉が辛いからなら言い方を変えるけど、この子の場合は、自分以外の子を褒めないでと同義語。
じゃあ、他の子がその言葉で褒めないでと先生に言ってきて
〇〇ちゃんを褒めなくなってもいいの?
と聞いてみると、
それは嫌だから、その言葉で褒めていい
でも、私のことも褒めて
と、やっと本心がでてきた。
本当はただただ自分が褒められたいだけだった😊
実際、この時は1人ずつ答えを聞いてその都度褒めてたので、本当はお友達より先に褒められているんだけど、この子にはまだまだ足りないんだろうな。
はっきり言葉で褒めてもらいたい子
言葉にするより笑顔でうなづいてあげる方が嬉しい子
誰よりもたくさん褒めてもらえないと満足できない子
ハグしたり、頭を撫でてもらいたい子
子どもの望みはそれぞれ。
みんなが喜ぶ褒め方なんて実はない。
ないからこそ、
一人一人に寄り添って
その子の満足できる褒め方で褒めてあげる
そうでないと、褒めても褒めても、
その子の自己肯定感はあがらない
その子がウキウキフワフワしてくる褒め方が
その子の自己肯定感をあげる褒め方
見極めるのも実践するのも難しい
同じ子でも年齢で変わってくる
だからこそ、その子をしっかり見てその子に寄り添って考える
難しいけど、
絶対にやる価値がある、自己肯定感をあげる褒め方
兄弟が多いご両親は、さらに大変だろうなと
つくづく頭が下がります。