【雑談】2025のDEADLINEを決める
はじめに
早くも2025年は2日目を迎えました。新年に向けて抱負を語っていた2日前の自分と今この記事を書いている自分を比較すると、まあ何も変わっていないような感じです。目標を設定するまではよかったのですが、計画を疎かにしてしまったことが原因です。何かを成し遂げることができる人は、達成すべき目標に加えて、具体的な計画(特に、いつまでに何をどうやって達成するのか)を決めて行動しています。そして計画は、単なる願望ではなく、実際に自分がアプローチできる手段を採用していなくては意味がありません。
研究を続けていて思うのは、計画性をもって課題を着実にクリアしていく作業がいかに重要で難しいかということです。また、研究(あるいは仕事)だけではなく、日々の生活の中での目標と計画をもって物事に臨むことは求められます。人によっては、to do listsでタスクを管理したり、一週間/一か月区切りで進捗(update)と達成度(progress)を評価することを日常的に実践していることと思います。
個人的に、手っ取り早く計画を立てる方法は、ズバリ締め切りを決めることだと思います。仮にも間に合わなかったなら、2025年という素晴らしき世界は開始早々に終焉を迎えるという圧倒的な危機感をもちましょう。
ここで、有限会社Soraの桜井政博さんが、ご自身のYoutube動画の中で勢いよく語っておりました以下のメッセージを引用いたします。
今なら、対話型AIに質問したり、なんなら一部の業務を肩代わりさせることもできそうですが、最終的には監督者たる自分自身が最終的な決断を下さないといけません。
なので、何か始めるよりも前に、「いったい自分にどのくらいの時間的猶予があるのか」を再確認してみました。
1/3 研究活動のDEADLINE
私の場合、来年はD3(博士後期課程3年生)になりますので、(順当にいけば)博士論文を執筆する時期です。
しかし現状、国際ジャーナルに投稿できる研究のネタが1, 2本分はあるので、これらはなんとか論文化しておかなくてはなりません。
論文受理の最終締め切りを仮に⓪7月31日に設定してみます。投稿から査読を経て、受理までのプロセスがスムーズに行けたとしても、最低でも半年は見積もったほうがよいと私の経験が言っていますので、それまでに①投稿先ジャーナルの選定と②英文原稿の作成、③英文校正を済ませていなくてはなりません。
逆算したところ、各作業の締め切り日として3つ設定できました。
DEADLINE(原稿の投稿) → 2月1日 (0. の半年前)
DEADLINE.2(英文校正の依頼) → 1月24日 (1.の1週間前)
DEADLINE.3(原稿の完成) → 1月23日 (2.の前日)
つまり、現時点(1月2日)からあと残り3週間でRegular paper (雑誌にもよるが約4,000-5,000 words)を仕立てなくてはならず、これは少なくとも約200 words/dayを要します。実験やミーティング、就職活動も並行で進めるのでなかなかタイトですね。
一日の稼働時間を12hour/day にすれば、そのうち4 hour(例えば8:00-12:00)を原稿執筆に割り当てたとしても、8 hour残されていれば無理なく実験や文献調査、研究室の雑務等もこなせそうです。結局、概算で50 words/hourの速度で文章を出力するワードプロセッサーになることが求められるので、今日(いったん寝た後)は研究室に行こうと思います。
2/3 創作活動のDEADLINE
最初に個人ホームページを作ろうと企画したのが2022年の2月でした。既に2年近く経過していますが、いまだに完成しておりません。原因として、サイトのレスポンシブ対応とコンテンツ表示の機能を作り込んでいたら一度公開したホームページとは全くの別物になってしまい、中途半端に公開することに躊躇したからです。
今では基本骨格はほとんどできており、バージョン管理のための環境構築も理解しつつあるので、あとは締め切りを設定するだけですね。
ということで、1月31日までに改めて公開できればと思います。
3/3 音楽活動のDEADLINE
オリジナル楽曲を投稿し始めた2021年の4月は、1曲/月の頻度で投稿することを目標に掲げていました。実際には、年間を通して5曲しか投稿できず、月を追うごとに徐々に失速していきましたね。
原因として、オリジナル楽曲の制作だけでなく、動画作成も自分でやっていたからではないかと思います。全くの初心者だった当時の私は、初めて使う動画編集用ソフトと、DTM環境にプラグインと音源を次々に導入していき、手探りで作業を進めており、かなり苦労していました。スピードが大事であるということは頭では理解していましたが、折角の楽曲を台無しにしてしまうのも憚(はばか)られるものです。
いまでは精度の高い画像生成AIを有効活用すれば、クオリティを保ったまま動画制作にかける時間を節約して、楽曲の制作に専念できるのではないかと考えています。
なので、今年こそは、1曲/月のペースで楽曲を公開できればなぁと考えています。
おわりに
本記事をまとめると、以下の通りです。
とにかくやろう。(Just do it.)
締め切り日(Deadline)を決める。
具体的な日時や更新頻度を明言する。(宣言:declaration)
締め切りを明確にすることのメリットは、やはり、漠然と思い描いていた時に抱く焦燥感を解消できる点です。仮に現実的な稼働時間内で終わらないとしても、可動な締め切り日を後ろにずらすなどすればいいかと思います。
実行段階で最も厄介なのは、業務効率化のためのスマホアプリや器材を調べたり、それらの使い方を解説しているYoutube動画を見始めてしまうことです(動画は広告も入っていると最高に煩わしいです)。一見、効率が悪く感じたとしても、一度は自分の力でタスクをこなしてみることが重要だと考えています。その後、わからないことがわからない(言語化できていない)状態から、わからないことがわかる(言語化できている)状態に遷移できた人だけが、オプションとして効率化ツールを検討するのがよいと個人的には思います。
アイデアを管理するために一番初めにすることは、年始に買い込んだ福袋を引き裂いて、裏表紙をメモ代わりに目標と具体的な計画をペンで書き込んでみることです。
以上!