QASAWD

特別研究員をやったり, SF本を読んだり, 英語を学習したり, プログラミングしたり, 音楽を制作したりしています. ■好きな言葉:サイバネティックス, メトロイド, クリエイター ■好きではない言葉:締め切り, 就活, SDGs

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最近の記事

科学史に学ぶ科学探求の方法論

はじめに 研究(特に実験)を行っていると、短期間かつ少ない試行回数で予想通りの結果が得られることは極めて稀で、大抵は予想外の現象を観測した際に、実験操作のミスや誤差要因の特定・補正に解決策を見出してしまうかと思います。それでも成果に結びつかない試行錯誤の期間が長く続くと、「自分には研究のセンスがない」と負の烙印を押してしまうなんてこともあります。 しかし、科学哲学や科学史にまつわる著書を読んでみると、これまでに科学探求の方法論として確立されてきた基礎概念が存在することを知り

    • 特別研究員奨励費の支給額を見て思ったこと

      令和5年度4月より日本学術振興会(以下、学振)の特別研究員DC1(採用期間: R5.4~R8.3)として研究活動をさせていただいております。 4月25日に採用内定通知をいただき、翌日にはKAKENデータベース上に研究プロジェクトが公開されていたわけですが、当然自分の研究に支給された特別研究員奨励費の金額に目が向くわけです。 私は、予算申請時に特別枠(年あたり150万円以下を支給される枠)で申し込んでいましたが、応募額を満額いただくには至らず、減額されていました。特に、支給上