私は皮膚がん患者で4月に切除手術をした身である。 幸いにも現在追加治療はないのだが、主治医に少なくともこれだけはして、と指示を受けているものがある。 それが患部周辺のストレッチ。 切除した患部周辺の皮膚はかなり固くなってしまっている。 (余談だが切除は左脇の下から背中の筋肉の一部までを切除した。そしてその切除でできた穴が完全に埋まることは今後もないそうだ。) 放っておくとどんどん固くなるそうで、ストレッチはこまめに、と指示を受けている。 その指示を受けたときにもう少し詳しく
私はもともと白黒思考が強い。 自分に対しても根拠なき自信に満ちる時と、自信が持てずにぐるぐる思考に陥る時と、いつでも極端だ。 いまはテンションが下がり始めていることに比例して自信ゲージも下がってきつつある。 少し前まで、わたしは皮膚がん治療の真っ最中で、その間私は無意識にテンションの底上げをしていた。そうしなきゃ自分が保てなかった。 皮膚がんの腫瘍細胞切除の手術を終え、病理結果が出て、腫瘍細胞がすべて取り去られていること、リンパ転移もないことから追加治療なしとなった。 も
【その後の皮膚がんの治療の経過】 2024.5.21 皮膚腫瘍科の受診。 当初1日3回ガーゼ交換が必要だった患部は最近ではすっかりなんの液体も出なくなっていて、主治医に診ていただくと、もうガーゼを使わなくてよいです、といわれる。 就労制限などについて伺う(現在わたしは在宅でできるバイトしかしていない)と、「特にこちらで制限は設けてないです」とのこと。 今後の仕事について前向きに考えても良さそうだ。 理由としては、もう追加治療もなく、治療が一旦完了しているからだそう。
【子宮筋腫の初診ともう一つの病と今後について】 2024.5.7 皮膚がんのCT検査で発覚していた子宮筋腫の治療のため、診療情報提供書とCD-ROMを持参し母同席で紹介先の婦人科へ。 主治医はたいへん快活で頭の回転の早い方という印象だった。 主治医いわく、 「子宮筋腫は縦に育っていておヘソの裏側くらいまである」 「閉経するまで再発可能性がある病」 「子宮筋腫の位置的にサイズを小さくさせるおくすりが効きにくいことが想定される」 「おそらく縦に開腹して子宮筋腫は摘出
【マギーズ東京初訪問のはなし】 2024.5.2 がん研有明病院の入院中に出会えた4名プラス過去の入院の際に友達になったという子1名の計5名でマギーズ東京へ初訪問した。 マギーズ東京とは?という方のためにすこし説明をすると、がんを経験しているひととその家族や友人、医療者などがんに影響を受けるすべての人が戸惑い不安なときに無料で利用ができる場所、とパンフレットに記載があった。 英国で1996年からがん支援の実績がある「マギーズキャンサーケアリングセンター」の日本で始めての
【退院後2回目の外来通院、病理結果について】 2024.4.30 2回目の外来通院でそろそろか次回くらいに病理結果のご報告があるかなと少し怖い気持ちで病院に早めに向かった。 案の定病理結果は出ていて、 なんと腫瘍細胞は全部取りさられていてリンパ転移も現在なし、今後は8月11月にCT検査をするけれど追加治療は今のところ不要、といわれる。 寛解までは、まだ5年後とか先は長いお付き合いとはなるけれど、本当にこんな着地ができるとは。 現実味がわかなくて圧倒されてしまったくら
【退院から1週間経過してのいま】 2024.4.24 4.17水曜日に退院をして、ちょうど今日は翌週の水曜日。 退院後は結構予定をつめていて、日々出歩いている。 4ヶ月ぶりの美容院にいったり(がん発覚前後はかまってられなかった)、 2月に出産をした大事な友達の赤ちゃんに初対面するためお祝いの品をもって会いに行ったり(推しのファンミとかこういう気持ちになるのかなってくらい感情ジェットコースターで感動して泣いたし笑った) 入院前におすすめの本やギフトをプレゼントして
【退院後初の外来診察の受診】 2024.4.22 退院後初の外来診察の受診。 雨が降っていたので早めに家を出て早めに到着。 診察室にも早めに呼ばれる。 婦人科の初診を来月に取っているが問題ないか一応主治医に確認、問題ないとのことで第2ラウンドは問題なくはじまりそうだ。 患部をみていただき、出血や液体の染み出し具合の確認をしてもらう。これくらいなら問題ないとのこと。染み出しが触れて皮膚が一部ふやけてるので、とその場で切除される。麻酔なし。謎に痛くない。どうなってるんや
【退院してから】 2024.4.17 退院日。 皮膚腫瘍科の先生方は入院期間中、毎朝様子を見にベッドまできてくれていた。 主治医と他4名の医師が毎回来てくれ、説明だったり質問への回答だったり、患部の術後の状態確認をしてくれていた。 ちなみにセンチネルリンパ節生検はどうだったか聞いたところ、「主治医とサブの執刀医ふたりがかりでリンパ転移をさがした」「通常転移があれば機械音でピーピーと反応が出るがどんなに探してもそれがなかった」「確定的なことは病理の結果待ちではあるが、転
【入院、手術、術後のすごしかた】 2024.4.2入院。 わたしは大きめの病気にかかったことがほぼなく入院も初体験。それをこんな大病のがんで経験するとは思ってもみなかったことだった。 当日は母に付き添ってもらってキャリーケースとリュックという大荷物で病院へ。 看護師さんはたくさんいたけれど主担当の看護師さんがとても誠実なお仕事ぶりの方でその方のことがすごく好きだった。 入院は午前中に手続きが終わり、お昼ご飯はさっそく病室でたべた。想像よりも遥かに味付けも美味しく品数
【手術の同意書についてとセンチネルリンパ節生検について】 2024.3.18 母同席で手術についての説明を受ける。 今回は切除手術の際に同時にセンチネルリンパ節生検という、リンパ節に転移がないかの生検をお願いしていてその説明も改めてうける。 センチネルリンパ節生検はすぐには結果は出ず、とってから4週間くらいでわかるそう。 もしこの生検で転移があった場合、再度の手術か放射線治療をしますといわれる。 放射線治療、という響きが衝撃で圧倒的で、言葉を聞き返してしまったくら
【不安な気持ち、カウンセリングと患者会】 2024.3.12 腫瘍精神科のカウンセラーの先生とカウンセリング。 入院中もカウンセリングの利用ができるとのことでありがたく思う。 不安な気持ちがでてきて当然、な今の状況だとはいえ、気持ちの折り合いの付け方が難しい。 わたしのがんの患部は左の脇の下で、例えばタイピングに影響は多少でたりするのかどうかとか、重いものを持つのはできなくなるのかとか、いろんなことが今の段階ではわからず不安。 センチネルリンパ節生検をやる方向で考
【皮膚腫瘍科、婦人科、腫瘍精神科】 2024.2.27 婦人科の初診。 大きいところでは16センチの腫瘤だ、とご指摘を受ける。 子宮筋腫か肉腫なのかの判断のためMRIをと言われ予約を取る。 2024.2.29 腫瘍精神科初診。 この病院にはがん患者のための精神科があり、不安な気持ちを聞いてもらえたらと初診を受けた。医師の問診の前に研修医の方のヒアリングがあったがとても丁寧で、その向き合われ方がなんだかじーんときて、途中話しながら泣いてしまった。 今後、時々カウ
【がんの専門の病院にて初診、検査、そして】 2024.2.14 がんの専門の病院を紹介され、診療情報提供書と検体をもち、皮膚腫瘍科の初診を受ける。 母が付き添ってくれたが、駅で待ち合わせた母はなんだか泣き出しそうに見えた。 主治医の印象は頭脳明晰、というかんじだった。 希望的観測なんかは言わない人で、わかっていること、これから調べなきゃならないことなどを明瞭に伝えてくれた。 この日は5つほど検査を受けてややぐったりした。 2024.2.15 CT検査を行った。
【大学病院にて診察、検査、そして】 2024.1.12 近隣の大学病院皮膚科に紹介状を持参し診察を受け、局所麻酔でがんらしき皮膚を一部切除しての生体検査をうける。局所麻酔なので処置中も担当医の方と会話などしてそんなに緊張感は感じてはいなかった。 このときの先生も皮膚がんの可能性をすこし話しておられた。 ただ家系にも周囲にもがんの人は少なく、ピンときてなかった。 「検査結果が早くでたので早めに病院に来られませんか?」と医師からお電話をいただき、 2024.2.5
【皮膚科での初診】 2023.12のいつだか 気軽な気持ちで実家最寄り駅の皮膚科を受診。 脇の下にある中学生の頃からの古傷が膿んでねばねばがでたり痛みを感じることがあり、最近はコロナもだいぶ落ち着いていたこともあり受診。 患部を診て医師が「いちど検査をしましょう、最悪皮膚がんの可能性があります」と。 その日はゲンタシンなど軟膏をだされた。 そういわれていてもそんなに真剣に捉えてはいなかった。 でも後ほどわかるけれど、それは本当に皮膚がんだった。 #皮膚がん