泉作陶作品集 レリーフの皿 「季節の春皿」
2021年のテーマである「陶芸と彫刻」の代表シリーズである「レリーフの四季皿」。試作を経て、春の皿の完成です。
絵漢字という独自の世界で、二十四節季をデザインしています。こちら中心に「立春」です。
軽やかな「春分」
七十二侯も入れてあり、「土脈潤い起こる」を掘り込んでます。
桜の枝に「啓蟄」、「晴明」、「穀雨」、「雨水」
「虹始めて見る」は、ガラス粉で七色を作りたかったのですが、あえなく流れてしまいました。
彫刻だけでなく、釉薬掛けも、色が複雑なので、時間がたんまりかかりました。文字部分を下部を織部釉、木の幹を薄墨釉で書いた後、下部に萌黄釉をかけ、師匠のアドバイスで、透明釉をスプレー掛けしました。
試作を作り出したのが3月なんで、構想から半年がかりでした。ご愛読いただきありがとうございます。 テーマごとにマガジンにまとめていますので、他の気になる記事も読んでいただければ幸いです。