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本質を見抜け

どーも!黒田祐加です。元アスリート、現在はテニスコーチや大会を作る仕事をしています。さて、前回の記事はこの10年の私のテニスの普及活動について書いたのですが、今日は自分へのメモとして、これからの普及について考える材料を残していきたいと思います。#本質って何?

人口が減っている日本

さて、まず押さえておきたいのはデータです。日本は長寿大国と言われていますが、実際は人口減少している国なんです。人口は国力に匹敵します。国力がこれからどんどん下がる日本ということです。

そこでテニスをしてもらう人を増やすというのは現状維持でも頑張らなければできないのに、増やそうとしているので、相当活動をしなければいけないということになります。#みんなで頑張ろうレベルじゃ無理

共働き世代の増加

世帯収入の減少によって、共働きする家族が増えているのは事実です。テニスはそれなりにお金のかかるスポーツです。そして送り迎えや、休日の大会参加などにより家族の時間もテニスに費やすことになります。お金と時間に投資できる世帯はテニスへの普及はしやすいですが、それをしっかり伝えていく必要があると思います。#お金と時間 

テニスをやらせて何がメリットになるのか?

最近のジュニアテニス界の傾向として、勝ち上がっていくジュニアは2世ということが多くなっています。親がやっていた、もしくは叔父・叔母が元プロテニス選手なんて選手がとても多いです。ということは、テニスを知らない親御さんがテニスに出会い、子どもにテニスをさせようということが少ないということです。
では、テニスをやったことない、親御さんにテニスを子どもにさせるメリットとは何かを具体的にする必要があります。
私は、「健康・グローバルとダイバーシティ・自立して考える」かなと思います。
#100周年のテニス協会会長のお言葉も素晴らしいですが・・・

本質を見抜け

国力が下がっていく日本で、未来を担う子どもたちに、お金と時間をかけてテニスができたらどんないいことがあるんだろうか?
これがテニスの普及活動の本質を考える問題文だと思います。

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黒田祐加/テニス関係者
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