効率よく洗う?無駄ってなんだろう?ー参観で感じた子どもの面白さとは?ー
お久しぶりでーす
自然と共に
子どもの育つ力を最大限引き出し、
幸せな子ども時代を創る
長野県松本市にある子ども向け自然学校
かまばの森で遊ぶ会
代表の玉田尚子、Qちゃんです!!
今日は、ママ友と誘い合わせて下の子2人の通う小中学校に、自主授業参観に行ってきました。(☜いつでも参観していい学校なのね)
全員で話し合いしてるクラス、
学校敷地あちこちを使って担当ごとに何か作ってるクラス、
一人で黙々と作ってる子、
何か書いてる子。
時々、気晴らしにサッカーやってる子や、
中学生の飼ってるニワトリが次々脱走するのを心配しながら追いかけてる子‥
やってることは千差万別だけど、
それぞれの子がちゃんと「今したいこと」に向かっていて、
それでいて「自分勝手」でも「好き勝手」でも決してなく、
「今,私はこれをする」と一人ずつが明確に選択していて、それでいいと場が受け止めてくれてる感じ。
「調和」という言葉が相応しい空間。
バラバラしてるようで、クラスとしては一つの方向に向かってる。
ある意味すごく完璧というか、美しさを感じる。
これ、通ってた森の保育園での遊びでも感じたこと。
すごく自然で、違和感がなくて、流れるような空間。その場と子どもたちが一体化して、というか子どもたちが場の循環の中に、自らもその一部としてすーっと入り込んでて、美しいなと感じるの。伝わるかしら。
【こっから本題】
ーーーー
そんな中で、おもしろいなーと思ったのが、2時間目の終わりに、絵の具の皿や筆を水道で洗ってた一人の男の子。
蛇口の水を死ぬほど出して、
死ぬほどはね散らかしながら絵の具の皿に水を当てたかと思うと、
今度はポンプ式の泡石鹸を10回くらいポンプしてこすりまくる(どうやらこびりついた外側の絵の具が気になったらしい)
と思ったらふいに、
皿に当たった水がでっかいアーチを描くのが面白くなったらしく、
しばらく見つめた後、
そのアーチめがけて泡石鹸をさらに5ポンプ発射。
次に、自分のシャツのお腹がビシャビシャだと気づいて絞り始めるがすぐに諦める。
また蛇口全開流す。
なぜか急に隣の蛇口に移って洗い出す。
戻って、今度は筆でゴシゴシこする。
またじゃーじゃーか水かける‥
まあ忙しそうにやってる。
大人から見ると、途方もなく効率が悪くて、
「母ちゃん」の立場で見ると、
水出し過ぎも気になるし、
効率の悪い洗い方も気になるし、
唐突に遊び出すのも、
石鹸無駄遣いも気になるし、
(←学校職員は気づいた時には勿体無いから少しずつ出そうね、と注意してはいました)
だけど、なんだかんだで、
全然洗えてないなりに「よし,洗えた」という満足顔の瞬間がその子の中であって、
颯爽と片づけに行った。
(上級生と大人に「まだ泡がついてる」のを指摘されてまたすぐ戻ってきたけど🤣)
大人の目線だと、
無駄だらけ、
もったいない、
片付けなのに遊んでる、
などなど。
でも、その子は間違いなくものすごく洗うことに集中してたし、「洗ってきれいにする」っていうストーリーがたゃんとその子の中で出来上がってた。洗うっていう彼なりの一連の流れを、全力でやってた。そのときの彼の目を見せたい!
子育てって、
そうやって「それなりに」、「今なりに」、「彼のペースで」育っていくことを、いかに信じられるか。見守れるか。
なんだよなあ、と改めて。
これからもエンタメとして子どもの育ちを楽しみたいな、子どもって面白いなー、
と思った自主参観日でした。
自然学校・かまばの森では、
そんな子どもたちの面白さ、
生まれ持った創造力を引き出す活動を行っています。
そんなエンタメを、
自分の子だけじゃなく,
かまばの森のおかげで山ほど体験できて
ラッキーだなあ、幸せだなあって、
思います!
いつもありがとう。
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