Procrastinator〜先延ばし人間〜
今回初めて、蛙樹千陽として物書きしようと思う。
今まではどうだったか。もちろんフィクションである。
しかし、今回はノンフィクション。
ネタはズバリ、「ネタがないこと」。
週一でnoteに落書きするかあ、と意気込んでやってきて、今のところ奇跡的に途切れずにやってきている。(むしろ早いくらいなので、本来ならその分休んでもいいのでは、とも思ってしまう。)
いいネタないかあ、常々考えて、身の回りにあるシャーペンとか時計とか、たまたま食べたカレーとかコーヒーとかから題材を引っ張ってきていた。
で、大体題材をゲットしてからすぐに書くか、と言ったらそれは微妙で、カレーやコーヒーはその場で書き殴っていたが、それ以外の味とか感覚が刻々と変化しないものは基本ギリギリまで放置していた。
そして今回、なんとついに、題材を考えるのを忘れしまい、デッドライン間近で書くことないですねぇ、ってなってしまったのだ。
締切ギリギリまで放置するのはもはや人間の性、そうだろう?
むしろ首の皮0.5枚になって初めて本領発揮するまである。
いや0.1枚になるまで「だって気になるもん。仕方ないじゃないか」とyoutubeに溺れゲームに溺れスマホに溺れ部屋の片付けに溺れるまである。
こんなことを考えていると、以前どこかで見たとあるお話を思い出した。TEDという世界規模の講演会を開催するアメリカの団体が提供する動画。
procrastinator:先延ばしにする人
この単語を知っていたら英語に強いと誤解してくれるかもしれない。
いやそれはどうでもいい。
人間はサボる生き物。必須タスクがあればまずそれを片付けるのが合理的にも関わらず。
わかってるさそんなこと。
期限というものは、人の首をゆっくりゆっくり、優しく、しかし力強く締めていく極めて性格の悪いやつ。はじめは優しく、次第に痛めつけるように接する期限はもはや高利貸しをも黙らせる悪党である。
期限「あと1ヶ月だよ」
ちはる「あと1ヶ月もあるのか!youtube! youtube! youtube!」
期限「あと1週間だよ」
ちはる「あと1週間もあるのか!Instagram! LINE! Twitter!」
期限「あと1日だよ」
ちはる「そろそろまずいな、one sheep,two sheep…」
期限「あと1時間だよ」
ちはる「aaaaaaaaaaahhhhhhhhhhhh」
期限「あと1分だよ」
ちはる「もうこれでいいや」
これだけ見たら、いやどれだけ見ても人間サイドに問題がある。
しかし、上の動画を最後まで見たらわかるだろうが、塵も積もれば、である。
もし人間が、Instant Gratification Monkeyを飼っていない超合理的人間なら、とまでは言わないが、それなりに理性的に時間とタスク管理ができるならば、どれほどの時間を有効活用できるだろうか。
残念ながら、人間の時間には限界がある。
蛙樹自身も、これを書いて改めて、タスクを放置していることを思い出せた。
だから、ちゃんと自己管理しようね。
はい。
確かにそれは大事だ。
しかし、そうやってタスクをサボった時間とは、必ずしも役に立たないものなのだろうか。
過ぎた時間は帰ってこない。タイムマシーンは過去には絶対にいけない。
でも、サボった時間で得るものは果たして何もないのだろうか。
疑問だけ残して、今日はここで去ります。
Panic Monsterが背後で暴れ始めたので。
ではまた、くだらないエッセイですが、見かけたら読んでやってください。