「ファッションに気を遣うこと」に本当に意味はあるのか?
こんにちは、なかてつです。
みなさんはファッションに気を遣ってますか?
服とか、靴とか、アクセサリーとか、まぁそんな諸々のものです。
「気を遣ってるか」という質問は曖昧なのでもう少し踏み込んだ聞き方をすると、「ファッションにお金をかけているか」ですかね。
「いや、お金をかけてるかってのも曖昧だろ」という、ごもっともな意見はスルーさせていただき、今回はファッションをテーマに私見を述べてみたいと思います。
<ファッションにはお金をかけない>
私は「ファッションにはお金をかけない派」の人間です。
厳密に言うと「お金をかけなくなった派」です。
大学生の頃などは、かなりお金をかけていたと思います。
今考えると恐ろしいことですが、学生ながら5万円するコートを買ったりしてました。当時のバイトが時給700円だったので約70時間分です。こわっ。
ちなみに高校時代は野球部だったことや、単純に田舎だったこともあってちゃんとした私服を着る機会などほとんどなく、年に一度「しまむら」で買うかどうかくらいな感じでした。
なので、それこそ大学生になった最初の頃は「服を買いに行く服がない」という状況で、その反動もあってか当時は「オシャレになりたい」という欲が強く、バイト先のオシャレな先輩に「どこで服を買ってるのか」と問いただしてはセレクトショップを巡るということを随分やってました。
まぁそれでオシャレになれたかどうかはさておき、今考えるともっと別のことに使うべきだったなと。
そこから色んな経験を経て価値観が変わっていく中で「ファッションにお金を使わない派」になっていったわけですが、ここからは、「ファッションにお金をかけなくていいと思う理由」についてお話したいと思います。
<ファッションには全くお金をかけないのか?>
ファッションにお金をかけないというと、「じゃあ服なんて着れりゃ何でもいいのか」と思われるかもしれませんが、そういった極論を言いたいわけではありません。
そりゃ結婚式にTシャツに短パンで行くわけにはいきませんし、山に登るのであれば防水・防寒を備えたそこそこ値の張るものを用意することもあります。
要するにTPOはわきまえるし、必要に応じてお金をかける部分ももちろんあるということです。つまりファッションに一切お金を使いたくないということではなく、「目的なくファッションにお金をかけることは意味がないのでは?」ということを言いたいわけです。
誤解されやすいですが、「自分はファッションにお金をかける派だな」という人たちを否定するものではありません。
オシャレをすることで明らかに気分が上がって幸福感が増す
仕事の関係上、オシャレに気を遣わざるを得ない
自分のファッションを通じて何かを伝えたいという情熱がある
「自分を周りにこう見せたい」という戦略的な意図がある
他にも色んな形があるかとは思いますが、こういった形で目的がきちんとある場合は、お金をかけても全然いいんじゃないかなと思います。
逆に特にこれといった目的がない場合は、ファッションにお金をかけるというのは考え直してみてもいいんじゃないかな、と思っている次第です。
こうしたことを踏まえて、
「ファッションにお金をかけない理由」を3つお伝えしたいと思います。
<ファッションにお金をかけない理由>
理由は以下3つです。
①:お金が浮く
②:誰も自分のことなんて見ちゃいない
③:お金をかけるに値する目的がない
<理由①:お金が浮く>
「何を当たり前のことを」と思われるかもしれませんが、
これちゃんと計算すると、案外バカにならない金額になると思います。
というのもみなさん、自分が年間「被服費(家計における衣生活に関する諸費用)」にいくら使っているか把握してるでしょうか?
やたらめったらハイブランドを買うわけじゃなくても、ちゃんと計算してみると年間で意外と大きいお金を費やしていることに驚くのではないでしょうか。
服、靴、バッグ、小物、アクセサリーなどなど色んな品目の出費があるかと思いますが、ほとんどファッションにお金をかけない人と比べると、年間で数十万円単位で違うということもざらにあります。
例えばですが、浮いた月2万円を資産運用に回して、現実的な利回りで30年間運用すると、おおよそ2,000万円ほどの金額になります。リアルな話これで老後2,000万問題は解決するわけです。
とまぁシンプルに「お金が浮く」というのも理由としては大きいです。
<理由②:誰も自分のことなんて見ちゃいない>
人間というものは思っている以上に自意識過剰な生き物です。だからと言って「他人の目なんか気にするな」と言われても急には無理だとも思いますが、
ただ一つだけ言えるのは、
「みんな『自分がどう見られてるか』を気にしている」ということです。
これは裏を返すと、みんな自分に意識が向いていて、周りがどうかなんてのは二の次だということです。要は周りのことなんか意外と見ちゃいないわけですね。
昨日会った人がどんな服を着ていたか、どんなブランドのものを持っていたか、なんて覚えてますか?なんとなく全体の雰囲気や印象でしか覚えてないんじゃありませんか?
自分が相手を見ていないのと同様、相手も自分のことをそんなに見ちゃいません。
<理由③:お金をかけるに値する目的がない>
それでもやっぱり、周りからどう思われてるかが気になるという方もいるかと思います。別にそれが悪いことだとは全く思いませんし、人間は元来社会的な生き物なので、周りにどう思われるかを気にするのはごく自然なことでもあります。
さて、先ほどファッションにお金をかける理由の一つに、「自分を周りにこう見せたい」という戦略的な意図がある場合を挙げましたが、例えばそれが「周りの人にオシャレだと思われたい」だったとしましょう。
だとすると、「何のために周りにオシャレだと思われたい」のでしょうか?
オシャレだと思われることには、自分にとってどんな意味やメリットがあるのでしょうか?
異性に好かれるため?友達にバカにされないため?
それは裏を返すと、自分が周りをそういう価値基準で判断しているということになりますが、本当にそうですか?
別に流行にのってなくたって、服のレパートリーが少なくたって、安価なブランドの服を着ていたって、一体何が問題だというのでしょうか?
果たして、自分の中で「ファッションにお金をかけるに値する目的」として確固たる何かがあるのか。それは自分にとってどれほど重要なものなのか。なぜそれが重要だと言えるのか。
このように目的を深く突き詰めていったときに、「別にあんまり意味ないかも」「なんとなくファッションにお金かけちゃってたかも」となる人は少なくないと思います。
私自身は、変に相手に威圧感や不快感を与えなければ、目的としては十分果たせているので、まぁほとんどユニクロで十分というわけです。
というわけで私自身はファッションにはほとんどお金がかかりません。
そう、決して「オシャレ」が何かわからないから苦しまぎれで言っているわけではありません。うん。断じてチガウ。
まぁ結局何が言いたかったかと言うと、
オシャレがよくわかんない人はとりあえずユニクロにしとこうぜってことです。
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