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たかがサイゼリヤ、されどサイゼリヤ

先日国分寺で三億円事件めぐりをしたところ、出発地点の銀行がサイゼリヤだったので、生まれて初めて入ってみたら、とても感動した。

地元サイゼも行ってみるかと思って入ったみたら、あの感動はなかった。

「なか卯」にしても、「てんや」にしても、各店舗で味は違う。
そんなのはわかっている。「五右衛門」でも写真と違うのが平気で出てくる。
それぐらいの許容をしなくちゃFCなんてやってられない。

だけど、今回サイゼはもったいなと思ったので書き留める次第である。

そういえばご案内されたときからはじまった。
まず店員が、何を言ってるのかわからない、しかも早口、声も小さい。
どこに座っていいのかすらわからない。
QRコードを使えというのも全然つたわっていない。
俺は幸いセカンドサイゼだったので大丈夫だったが、
ファーストサイゼだったらもう大変だっただろう。

こういうのは、外国人店員あるあるだ。
でも、元気の良い外国人、親切な外国人もいるわけで、
この店舗は教育を諦めてるなと思った。

当然、皿を出された時も、ボソッと何を言ってるのかわからない。
元気に「お待たせしました!!」だけで十分なのに、
難しいメニュー名をきちんと発音できないから、ボソッと早口になるのだろう。

極め付けは、なんか中身が皿からずれている。
パスタが真ん中にない。いかにも「急いで作りましたプレー」だ。
別に俺は急いでもいない。
ほうれん草のソテーもなんだかぞんざいだ。
国分寺で見た「れんそうソテー」は見た目から美味そうだった。

そして極め付けは、パスタがポリエチレンの匂いがした。
コンビニ弁当で、温めすぎた時のあの匂いだ。
気のせいかもしれないが、雰囲気が悪いとなんでも不味くなる。

おまけに、ここの店は、ひとり客は、窓際に追いやられる。
席は狭く、みんな横並びで外を向いて食べる。
いかにも「淋しい奴ら」である。
もう行きたくないなと思った次第である。

コメダはゆっくりと食べてくださいねというメッセージをこめて、広い空間をとっているそうだ。ソロでいっても淋しい想いはさせない。

このサイゼは団体客で賑わっている。並ぶぐらい繁盛している。
まあサービスはそこそこでもよく、みんなでワイワイすればいい。

マーケティングが勝っているんだなと感心した。
でも、ソロで行くところではないようだ。

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テックジム創業者:藤永端(みんなのグラさん)のIT業界裏話
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