マニアックなスポットしか行かないYouTube旅番組をはじめた理由
先週は、甲府、諏訪、松本を訪ねた。
そういえば地名が県名ではない街だけを回るのは初めてになる。
県名と地名を同じにするのは辞めていただきたいと明治政府には言いたい。
広島は安芸国であり、三原は備後国である。
なのに広島と言われるのは甚だ遺憾である。
地方に行けばこんなことは日常茶飯事。
平成になっても、オノボリ官僚は気にしていないのか、熊野に行ったら田辺市という標識を見てガン萎えする旅人がいることも知らずに、東京郊外の土地の下で眠るのだろう。
今年は沖縄遠征から出張がはじまった。
その時はYoutubeにおさめなかった。
折角レンタカーを借りて秘境に行ったのにと後悔した。
まずなんでレンタカーで地方の隅々まで行きたくなったのかというと、理由にすれば色々ある。何が本当の理由なのか自分でもわからないくらいだ。
最初にあげる理由は、すでに都市部は生き尽くしたからである。コロナ以前に全都道府県は制覇しており、すべて交通機関で行った場所なので、目新しいものがないからである。だから最近は、なるべく第二都市以下をまわっている。
FC展開者的な理由は、どこにどんなフランチャイズ店があるか、新しいFC業態の発見など、地方は鉄道よりも道路なので、道路から見た商圏を眺めてみたいのだった。
そして旅人としての理由は、都市部では見れない景色と文化である。
そもそも、一つの県に3カ国以上の旧国名がある、藩でいえばもっとある。
だから言葉も違えば、文化も違うのである。
山田洋次監督の「男はつらいよ」作品では、消えゆく日本の良き昔の風景がおさめられているという。今行かなければもう2度と戻らない景色が僻地にはある。
自動運転の時代を迎えれば、それ以前の景色を知っておくこと、そして映像にしておくことは価値があると思ったからである。
とうこともあり、映像に残すテーマは、「地元の人もたまにしか行かない。もしくは全く行かないスポットを紹介する」ということである。
東京で出会った地方人は、自分の故郷のことをよく知らない。
だから、自分で見つけるしかない。というわけで、地元の人にもどこに行くべきか聞くことにしている。いや、それを口実に地元の人と会話したいというのが本当のところである。
これは石川啄木理論であることは過去に書いた。
そして、今回の旅の話に戻る。
行ったところで少しマニアックなところをあげてみる。
・武田信玄のお墓
・高島城
・万治の石仏
・乙女滝
・御射鹿池
・まるやち湖
・上原城
・ローラー滑り台
全部、車がないと行けないところばかりである。
唯一、行けずに名残惜しいのが北斗神社である。
200階段ある神社なので、ぜひ行って欲しい。
こんな絶景が待っているはずだ。
すこしマーケティング的な話をすると、なぜプログラミングのためのYouTubeをやっていたのに旅コンテンツを出すのかという話であるが、
それは2つ理由がある。
まず1つ目は、プログラミングは英会話とおなじく万民が興味持つものであるからである。だから別に料理でも釣りでもいい。しかし俺にできることは旅ぐらいしかないというわけだ。
例えば、白糸の滝に行くとする。折角ここまで来たんだから曽我神社も寄ってみようと考える、好奇心の強い人はプログラミング向きであると考える。
だから、ハッシュタグは重要である。歴史マニアや旅マニアがふと訪れて欲しいと思っている。
2つ目は、フランチャイズ展開目線である。きっと俺と同じ考えの奴がいるはずだ。かつてはこの俺も、アーリーチェックインできるホテルを探し、アポイントやPython講座までの時間までビールを飲みテレビを見るという出張スタイルだ。
「なんだと。アーリーチェックインだと。そんな時間があるのなら、綺麗な景色を一つ二つ見つけてこい」と3年前の俺に言いたいくらいである。
そして地元の人にも見て欲しいと思っている。マニアックな地名で検索するわけだから、地元LOVEに違いない。こういう人にFCをやって欲しいのである。
これで旅番組は3作目(8県目)である。
これだけの取材力があるのに、FBの友人たちから、「こんど山形に行くんだけど良いところ知ってる」みたいな相談がないのは寂しい。
まずは「旅相談といえばグラさん」を目指していきたい。
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