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田沼意次、高橋是清、そして玉木雄一郎

日本で最初に減税した政治家といえば、仁徳天皇である。
3年間、年貢をとらなかったそうだ。

実は1994年、細川政権の時に減税を実施している。
ちなみに細川護熙は御堂関白藤原道長の子孫である。
細川政権は佐川急便から5億円借入が問題となって失脚した。

さて、田沼意次は賄賂政治で評判が悪くなって失脚したとされてきたが、最近の研究では、将軍への梯子を外された松平定信の私怨だという説があるそうだ。
田沼政権の画期的なことは、経済を回すことで税収を増やすというところである。具体的には株仲間等に独占権を与え、そのかわりに、運上金を取り立てるというやり方である。

以前、以後の改革では、贅沢禁止令、つまり緊縮財政だった。

高橋是清といえば、226事件で殺された元宰相である。
若い将校たちに高橋財政の真髄なんぞわかりっこない。
とんだとばっちりである。
犬養毅内閣、斎藤実内閣、岡田啓介内閣の時の高橋蔵相は、金本位制からの離脱で円安をすすめ、輸出産業の回復を後押し、道路建設やダム工事などの公共投資を拡大し、雇用創出と需要拡大を促し、赤字国債の発行した。
さらに、低金利政策を実施、企業の資金調達を支援した。

そして、玉木雄一郎。
元財務官僚ながらアンチ財務官僚なのか?
主計局と主税局は仲が悪いのか?
特別会計はあまり刺激せず、減税を推し進める、積極財政論者である。

そんな玉木氏にどんなとばっちりが飛んでくるのだろうか?

いずれにせよ、歴史には残る政治家だと思う。


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