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増える誕生石
個人的には衝撃的なニュースがラジオから耳に飛び込んできました。
なんと誕生石が増えるというのです。
まずは、そもそも『誕生石』って一体誰が決めたんだろ??と思うわけです。
実際は、月と石が結び付けられるようになったのは18世紀頃で、ポーランドの宝石商が考案したそうです。
しかし当時は、各月に割り当てられている誕生石はまちまちだったようです。
その後、1912年にアメリカ合衆国のカンサスシティーで開催された「米国宝石組合大会」で統一されました。
現在の「誕生石」は、全国宝石卸商協同組合が1958年に制定しました。
追加された誕生石は、
2月 クリソベリル・キャッツ・アイ
3月 ブラッドストーン、アイオライト
4月 モルガナイト
6月 アレキサンドライト
7月 スフェーン
8月 スピネル
9月 クンツァイト
12月 タンザナイト、ジルコン
の以上10種類です。
今回、誕生石が追加された理由としては2つあり、
1つ目は、
国内において既に様々な誕生石リストが存在している中で、「消費者が混乱するため、業界として誕生石を統一することを第一に考えた」
ということです。
2つ目は、
感染症拡大の影響により、大きなダメージを受けたジュエリー業界で、「誕生石改訂により、消費者の選択の幅が広がり、宝石への関心を高めて頂きたい」
という理由なのだそうです。
消費活動の喚起策と聞けば、なるほどと思う一方で、かなりビジネスに直結しているのだな、と感じずにはいられません。
しかし始まりもポーランドの宝石商によるのだと知ると、そもそも『宝石を売る』という行為へと結びつけたかったのだと納得しました。
思惑が功を奏して、誕生石が浸透して、売れてしょうがない状況になることを祈っています。
おしまい
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