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世界三大瀑布の一つを堪能する【pirokichi_秋の味覚】
葡萄が美味しい季節です。
とある安さをウリにしている近所のスーパーへ立ち寄ると、見慣れない葡萄が売られているのに気づきました。
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86757876/picture_pc_388f9ce7ab511b925f752a69606bbf78.png?width=1200)
『ナイアガラ』という名の品種。
『シャインマスカット』のような緑色の葡萄です。
でもその粒は『シャインマスカット』ほど大きくはなく、『デラウェア』より一回り大きいといった印象です。
これが一房198円ということでしたので、どんな味なのだろうと興味を持って早速買って帰りました。
先日の記事にて御紹介しましたが、豊洲市場作成の家系図をみると葡萄を楽しく食べられて、とてもオススメです。
その家系図のなかで『ナイアガラ』は、右下に位置しております。『シャインマスカット』とはかなり離れた位置にあり、全く異なる系統であることがわかります。
『コンコード』と『キャサディ』という品種を交配して生まれたのが『ナイアガラ』です。
![ナイアガラ_ぶどうの家系図2022【豊洲市場】](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/86757491/picture_pc_10c4c49e462a95b503ebfcd0d6dccd3e.png)
発祥はその名の通り、アメリカのニューヨーク州、ナイアガラ。
日本へは1893年(明治26年)頃に導入されたそうです。
のちに「ワインの父」と呼ばれる川上善兵衛氏によりもたらされたそうなのですが、
(このワインの父こと『川上善兵衛』さんについては気になりますので、あらためて調べてみたいと思います。)
香りが強いのが特徴です。
皮離れがよく、剝きやすいです。また果肉はやわらかいです。
傷みやすく流通に向かないため、白ワインやジュースの原料として使われるのがほとんどだそうです。
生食として一般市場に出回ることが少ない品種らしいので、今回店頭で出逢えたのはラッキーでした。
口の中で皮から果肉が飛び出すと共に甘味の強い果汁が溢れ出ます。
モチっとした弾力のある果肉の中心部の種を出そうとする段になると、酸味のある果汁が溢れてきます。
この甘味と酸味のコントラストを愉しむのがナイアガラの醍醐味だと思いました。ただし「甘味の後に酸味は嫌だな」という方には、果肉を取り出した後の皮を片手に持っておき、果肉を食べた後に皮に残る甘味のある果汁を愉しむことをオススメします。
この果肉中央部の酸味を感じない方法としては、そもそも果肉中心部を噛まず、種を出さず飲み込むことを奨めている方もいらっしゃるようです。
私は酸味を感じずしてナイアガラを食べるくらいなら、そもそも酸味のない葡萄を食べればよいですし、ナイアガラを堪能したことにならないのでナイアガラに失礼だとすら思います。
ところで『ナイアガラ』といって思い浮かべるのは『ナイアガラの滝』だと思います。
ナイアガラの滝って世界一の滝って思っていたりしません?
では何が世界一?
実は『ナイアガラの滝』はいろんなカテゴリー(高さ、広さなど)どれをとっても世界一ではないそうです。
しかしひょっとす知名度としては世界一かもしれません。
とはいえ、選定基準は曖昧らしいのですが、
『世界三大瀑布』というと、この『ナイアガラの滝』はノミネートすることは間違いないようです。
とにもかくにも『ナイアガラ』をお見掛けされたら、是非御賞味下さいませ。
おしまい
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