【転職経験談】コロナ禍、2ヶ月間で2社内定獲得のためにやったこと5つ
初めまして。
2021年2月の末に、2019年4月に新卒で入社した東証一部上場の某事業会社を退社し、5~6月に転職活動をした経験を記載しようと思います。
当時はそこまで追い詰められている気はしなかったのですが、今思えば初めてしっかり転職活動をしたので、わからないことだらけで焦っていたと思います。
また、最近になって「転職したいから話を聞かせてほしい」と言う友人が増えてきました。社会人3年目というのはそのような時期かもしれません。
コロナ禍ということもあり、転職市場も従来とは異なる部分もあります。
少しでも「転職を考えている」方に読んでいただけたら嬉しいです。
特に私は第二新卒のくくりになるので第二新卒の年代(社会人1~3年目)の人には読んでみてほしいです。
1:コロナ禍の転職市場について
(下記のデータに関しては、明確なエビデンスはないが、私が利用したエージェントから聞いた話を元に記載しています。)
従来の転職市場における、書類選考の突破率は約50~60%ほど。
それが2020年以降、新型コロナウィルスによって多くの企業が採用の縮小をしており、書類選考の突破率は10~20%ほどまで落ち込んでいると言っていました。
私の場合、IT、コンサルに絞って受けておりました。
コロナの影響で業績が上がっている企業に関しては採用を強めている傾向はありましたが、基本的には上記の厳しい状況の企業が多いようで、書類選考は厳しい印象でした。
2:当時の自分の状況について
先述したように、私は新卒で入社した企業を1年と11ヶ月で退職をしました。その後、知り合いの会社に入社しましたが、そこでうまくやっていくことができず、退職し、その後は個人事業主としてマーケティングのコンサルや、web制作関連のコンサルを行っていました。
個人事業主としてやっていくという選択肢もありましたが、まだまだ自分自身の経験や実力不足を仕事をする中で感じ、再度企業で働くことを考え始めたという経緯で私の転職活動は始まりました。
新卒の就活の時はうまくいったのである程度は「どうにかなるだろう」と考えておりましたが、実際自分で転職活動をしてみると、転職市場が厳しいという理由もありましたが、新卒の就活と中途の転職では求められていることが違いました。
3-1:【新卒の就活の場合】
※文系出身の場合を前提としています。
基本的に新卒の場合は、自分自身が商品としてどれだけ価値があるのかを過去の学生時代の経験や、将来のビジョンを元にアピールすることが重要になります。
3-2:【中途の就活の場合】
新卒の就活に対して、転職に関しては、職務経歴がメインで、場合によって自身のビジョンをアピールするというようなバランスで、職務経歴が重視されると感じました。
このように企業の人事は判断するので、私のように職務経歴が2年弱しかないという時点で大きなビハインドでした。もちろん、短期間であっても濃い経験をした人や、ポテンシャルが非常に高い人であれば、例外も多くあるかと思います。
しかし、求人サイトに掲載されている求人や、スカウトで送られてくる求人を見てみると、基本的に「~の経験を3年間経験している」のような必須要件が記載されていることが多いです。
ですので、一般的に、第二新卒のタイミングでの転職はレジュメ上では若干不利に働くことが多いと感じました。
4:内定を取るためにやったことについて
そんな状況で自分自身がどのように転職活動を進めていったか。
一つずつ記載していきます。MECEではない部分が多いのですが、ご了承ください。
4-1:「転職市場」について理解する
そもそも転職活動って何をするのかよくわかっておりませんでした。また、転職市場がどのような市場なのか(どのような形でビジネスが回っているのか)を理解することで最も損しない形で転職できるのではないかと思いいろいろ調べていきました。
上記の転職市場の状況を始め、どのようなプロセスで転職活動を進めるとよいのか、エージェントを使った方がいいのか、それとも求人サイトを活用したほうがいいのか、そもそもエージェントと求人サイトって何が違うのか、各選考フェーズで重要視されることはなんなのか、、、、などなど
4-2:エージェントを最大活用
私はそこまで頭がいい方ではないので、自分で調べるよりもその道のプロに教えていただく方が効率がいいと思い、エージェントを活用しました。
その際、どのようなエージェントが今の自分にとってよくわからなかったので、とにかく多くのエージェントの方の話を聞くようにしました。
5日間で15人ほどのエージェントとお話し、結局以下3つの種類のエージェントの方に継続して相談することにしました。
・大手のエージェント
・業界特化のエージェント
・小さい企業だが評価の高いエージェント
各メリットとデメリットを記載します。
・大手のエージェント
>メリット
・求人の数がとにかく多い。
・キャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーが個々にいるため、サービスの質が高い。
・キャリアアドバイザーのアシスタントが高確率でいるため、メールや電話への対応が早い。
>デメリット
・求人が多すぎるが故に、転職の軸に少しでも親和性のある求人は自動で送られてくるので、とにかくメールが多い(これは設定次第かも。でも実際の転職者の気持ちとしては、少しでも可能性のある求人は見たいという気持ちが強いと思うので、求人は送られてくると思う。)
・「最低でも~社は受けてください」と必ず言われ、以外と受かってしまった後の対応事項が多い。(そのまま面接に進むと思いきや、事前課題がある企業も多く、対応できないままお見送りになることが懸念)
・会社によるが、大手ほど抱える求職者が多いので対応が雑なところもある
・業界特化のエージェント
>メリット
・志望業界の転職市場に関しての豊富な知識が得られる。キャリアアドバイザーがもはやヲタクと呼べるほど詳しい人もいた。
・その知識を元に、職務経歴書や履歴書の書き方、面接の対策に関してアドバイスをしてくれるので、各段階の突破率が高い。
→要するに志望業界が明確だったら、特化型のエージェントがおすすめ
>デメリット
・自分の軸が不明確だと、上記の恩恵を得にくい。
→要するにまだ自分の転職の軸が不明確だとメリットが得にくい(なのでまずは自己分析したり、職務経歴書の制作と同時進行で自分自身の経験とスキルの棚卸をしたほうがいいっす。)
・小さい企業だが評価の高いエージェント
>メリット
・求職者の内定→入社の数がインセンティブになるので熱心なエージェントが多い。
・熱心な人が多いので、面接対策や書類の添削も高品質で提供してくれる。
・自分自身で求職者を見つけることが多いので、どの企業に向いてそうかを最初から考えてくれている。
・非公開求人が本当に非公開求人であることが多い。(他の求人サイトにはなかったり、他のエージェントからは紹介されなかったり。時にはエージェント会社の社長の直接の人脈で、本当にレアな求人もある)
>デメリット
・求人が少ない
・個人裁量が大きいがゆえに適当な人もいる。(人として、サービスとして)
・エンゲージメントを上げるためにLINEやFBを交換してこようとしてくる人もいる。
エージェントに関してここまで書いてきましたが、本当にピンキリです。
結局は内定→入社をクライアントに提供することで、お金が発生するビジネスモデルなので、自分の紹介でなんとか入社の意思決定をさせようとする人が多いです。
自分が転職に求めるものを客観的に整理し、決断をすることが最も大事だと転職を経験して思いました。
4-3:求人サイトの検索機能を使い、求人を理解する
多くの求人サイトで求人を条件で絞り込んで検索することができます。
自分の転職に求める条件で絞りこんで、比較検討してみるといいと思います。
求人を見る事で、どのような人材が企業に足りていないのか、どのような必須条件があるのか、などなど。
まずはいくつか登録し、求人をたくさん見て、相場観を理解することをお勧めします。
4-4:スカウトサービス活用
「自分の経歴でスカウトなんて来るのか?」
と思って、転職初期はやっておりませんでしたが、巷でどうやらLinked inが流行っているという情報を入手したので、試しにやってみることにしました。あとはビズリーチもテレビCMでたくさん流れていたので登録してみました。
ここでのポイントとして、「プロフィールを充実させること」に尽きると思います。
具体的には
・職務経歴(もちろん学歴も)
・スキルの登録
・志望の業界、職種、エリア等の登録
・現在の転職意向の登録
あたりです。
前職もしくは現職での役割、過去に出した成果など一目でわかるようにしておくこと、あとは現在の転職意向の登録が最も効果的かと思います。
求職者側からだと詳しくは見れませんが、採用側として登録すると、どのような求職者がいるのか、条件で絞り込んだ上で検索をするようです。
この工夫をするだけで、採用側への表示回数は劇的に向上します。
そこからは採用側からたくさんメッセージが来るはずです。
4-5:リファラル(紹介)採用の検討
転職活動を始めて一か月くらい過ぎたタイミングで、エージェントを使ったり、スカウトを使ったり、自主的に求人サイトからエントリーしたりする中で、どの選択肢が自分にとって最適なのか、よくわからなくなってきました。
そんな時、志望度の高い企業を見つけました。自分でエントリーして選考を進めてもよかったのですが、その前にその企業で働く友人がいたので社内の状況や、選考について聞いてみることにしました。
そしたら紹介できるとのことだったので、紹介してもらい選考に進むことにしました。
リファラルでのメリットとしては
・選考状況や選考の詳細に関して知人を通じて入手できる
・自身の性格を理解している友人に紹介してもらえるのでミスマッチが減る
・場合によっては、入社の祝い金(求職者、紹介者)がもらえる
デメリットとしては
・(とりわけないが)入社後ミスマッチが生まれた場合、知人と気まずい
・(とりわけないが)知人が採用担当に顔が利かない場合はそこまで有利にならないこともありそう。
リファラルの際、自身の情報についてリファレンスチェックのような形で紹介者は会社に提出するようです。
ですので、自分自身の素行に自信がない人はマイナスに働くこともあると思います。見られていないところでもしっかり生きていきましょう(JYP氏の言葉が胸に刺さったのを覚えています。)
最後に(/・ω・)/
今回は以上となります。
他にも職務経歴書の細かい書き方や、履歴書で気を付けるポイント、使いやすい証明写真の機械について、面接対策などなど。。。。。
書きたいことはたくさんあるので、随時更新していきます。
読んでいただきまして、ありがとうございました。
みなさんのキャリア選択が納得いくものになり、仕事を楽しく出来る人が一人でも多くなるように私もこれから頑張っていこうと思います。
ぴょ