あなたの話はなぜ、上司にまともに取りあってもらえないのか?
以前の同僚で「いくら提案しても周囲や上司が取り合ってくれない、もっと挑戦できるところに行く」ということで退職してしまった人がいましたが、一生懸命提案するのに取り合ってもらえない人っていますよね。
「あなたの仕事を楽にするだけの提案」には上司は興味はありません
下記にも書きましたけど、意外に多いです。これ。
自分の労働を減らして価値あることにリソースを振り向けたいという想い自体は必要なことです。
ただ、残酷な言い方をすると、それって上司からすると「あたりまえ」なんですよね。言われたことをただやっている人なんて、いらないのです。
まず巻き込むべき人は、上司ではないかもしれない
なんでもかんでも上司に言う人っていますが、とくに情シスで「上司に訴える」というのは、新人ならともかく、あまり得策ではないと思っています。
それよりも、周囲を巻き込んだ「チームとしての動き」にしてチームで成果をあげられる方にもっていった方が、上司は乗ってくるはず。
取り合ってもらえない理由を考えてみる
冒頭にあげた人は、毎日「〇〇すればいいのになぜやらないんだ」「××すればいい」みたいなことを日々上司に訴えていましたが、同僚も上司も「いつものあれだよ」みたいな感じで取り合うことはありませんでした。
あとになって、元上司の人と会話したのですが、下記のような感じ。
致命的だったのは最後の「相手の話を聞かずに結論ありきで一方的に話す」という部分だったそうです。確かにこういう人っていますよね。
かみ合わない話を一方的にされても人は動きませんし、それを繰り返していると、そもそも話を聞いてもらえなくなる。
誰も話を聞いてもらえなくなり、取り合ってもらえないので、居場所がなくなってしまったと。
人の話を聞いてアイディアを育てていくことができる人は伸びる
下記の記事で「端的に話すポイント」について話しましたが、アイディアから提案に育てていくためには、相手の話を聞いて、それを生かしていくという過程が必要不可欠だと思います。
周囲を巻き込めない、同意が得られない提案が受け入れられることはないですからね。
「チームでの成功」を考えて動くようにしよう
「でも、自分だけでできないと、成果にならないのでは?」という相談をもらったことがあります。
そんなことはないです。上司のタイプにもよりますが、個人より、チームとしての改善で提案してくれる行動の方が「一つ上の視座の行動ができている」として評価ポイントになりやすいと思います。
もっというと、人の提案をアイディアをうまく自分の仕事に生かして、双方の成果にできるという動き方ができるとよいと思います。逆に、個人のアピールばかり考えている人は、大きな仕事ができないので、伸び悩むことが多くもったいないなあと思います。
あとは、社風もありますよね。今、私は極めて日本的な会社にいますが、そうではない組織にいたこともありますので、どうしても合わない人は居場所を考えてみた方が良いかも。
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大事なことを端的に伝えるのって難しいですよね。私もいまだに注意されます。
そして、この本すごく好きなんです。紙とKindle版の両方をもっているくらい。
私、上司に従順ではない部下なのですが、あり方というか考え方が好き。
これは、先日読んだばかりの本ですが、オンラインでのチームコミュニケーションってちょっとコツがいると思います。一人で話し続けにならないように気を付けないと。。。
おしまい。