無理に人の考えに合わせる必要などないという話
先日こんな話を書きましたが、その続きとなります。
若い時って人の意見に流されがちですが、一定の年齢になってくると「自分を持つ」って意外に大事な視点だと思ったりします。
意見が合わない自分を否定しない
ある時期から意識するようになったことがこれです。ここに書いたように、激務の中で成果を上げるも強引すぎてたたかれまくるというぶっちゃけていうとそんな目にあいまして。自己評価がボロボロになって何もできない子になっていました。
そんななかで同期に言われたのがこれ。
「あなた、人の意見に流されすぎてない?相手がおかしいこともあるし、無理に合わせる必要はないんだよ」
そういわれてみると、あれもこれも自分悪くない気がしてきた。。。!
ということで、会議で上がってきた話に対しておずおずと「こうしたほうがいいのでは」というと、思っていた以上に「自分も実はそう思ってた」みたいな形で空気ががらっと変わりまして。言ってみるもんだなと。
そこから少しずつ自己肯定感を回復し、今に至ります。
人の意見を尊重する
そのうえで大事なのはここです。自分の意見を大事にする。そのうえで、人の意見も大事にする。これが議論をうまく進めるポイントだと思います。
人の意見を無視して自分の意見だけ主張するというのが一番アウトです。私が失敗したのもこれが一番の要因です。
ちなみに、自分も相手も大切にするコミュニケーションについては「アサーティブコミュニケーション」というそうですが、日本ではなかなかこの用語は浸透しないですね。。。必要な概念だと思うのですが。
これは入門としてよさげ。第一人者の先生が監修されてますね。
こんな本もある。
反論するより代案を出せ
社会にいるとそれなりにおかしな話や理不尽なことに出会うものです。そんななかで馬鹿正直に「これおかしいです!」とか叫んでも大体いいことはありません。
だいたいこういったときは、みんな「うわーおかしいなーどこを着地点にしようかなー」とか「無茶だなーでもここで文句言ってもしょうがないしなー」とか思いながら動き方を考えています。一通り話を聞いたうえで、「目的を考えると〇〇の方がいいと思いますが」とか、目的を踏まえた代案を出せれば出すのが、一番良いかなと思います。
お互いの価値観を尊重して生きる
先日家人と衆議院議員選挙に行ってきましたが、誰に投票するかはお互い言いません(何となくわかることもありますが)。だってそれって、お互いの考えだし。結婚してからずっとそう。ちなみに両親もそうだった。
家族でさえこれなので、会社でも、あまり人に合わせて仲良くなろうとかしてないです。協調性がないのは困りますけどね。
昔は結構会社で家族とかプライベートなこととかを聞かれたりもしたものですが、最近はリモートとか、個人情報を明かさない人が増えたこともあり、個人的なことには踏み込まないようになっています。
会社でも家庭でも、お互いの価値観を尊重して踏み込みすぎないことも、関係を保つポイントだと思っています。