「THE FIRST SLAM DUNK」連載終了から25年経っていても強気な姿勢が最高だった件
12/3(土)上演初日に観に行ってきた。
本日12/7(水)、観てからもう早4日経つが余韻が消えない…。
私としては最高に良かった。
良かった点を書いていく。まとまっていないがお許しを。
まず、題名にも書いた通り、原作終了25年以上経っているにも関わらず、原作知ってて当然だよね?と言わんばかりの強気な内容に非常に好感を持った。
花道と流川の関係性も、山王のメンバーの紹介も、なぜ山王と戦っているかも、一切の説明なし!笑
宮城リョータのエピソードと山王戦というシンプルに2本柱で構成しているからこそ、2時間の映画の中でも濃いものが観れたように感じる。
宮城リョータのエピソードについては、宮城リョータという人間が深掘りされ、さらにリョーちゃんを好きになった人が増えたのではないだろうか。
私は好きになった。笑
原作では『彩子のことが好きでバカだけど男気溢れる奴』という印象だったが、映画では、苦悩と葛藤を主に描いていて、「リョーちゃんこんなに苦労人やったんや…」とホロッとした。
山王戦の内容については、まず、はじめの線画の登場シーンがかなりかっこよかった!
今から始まる湘北vs山王への期待が膨らみ、高揚する映像だった。
山王戦の予備知識の説明は一切ないので、原作を知らない人は「???」となるだろう。
(何回も言うが、その強気な姿勢がいいのよ。一見さんお断り。わかる人だけ観ればいいみたいなね。)
CG映像の前評判が悪かったが、動きが滑らかで本当にリアルなバスケの試合を観ているようで良かったと思う。確かに、鬼滅の刃や進撃の巨人のようなスーパー作画のスラムダンクも観てみたいとも思うが、前評判叩かれるほど悪くないと感じた。
宮城リョータとWエピソードで山王戦が進むため、山王戦に割く時間があまり長くないのと、時系列があっちこっち飛ぶので、映画の中で試合に集中できないと感じるところはあった。
そのため、山王戦の全体としての濃さはイマイチ。
ただ、山王戦の名シーンは散りばめられているので、原作ファンは涙が止まらなかったと思う。
私は花道の「俺は今なんだよ」に震えた。
そして令和版の流川楓イケメンすぎる。目の保養だった。
みっちゃんヘロヘロになりながら頑張ってて可愛かった。
原作のセリフのないあの名シーンは、映画でも息するのを忘れるぐらいすごかった。本当に観客みんな息止まっていたと思う。
観終わった後は本当にバスケの試合集中して観たぐらいドッと疲れを感じるぐらい濃くて充実している素晴らしい作品だと感じた。
もう、とにかく最高だった!
原作を知っている人はみんな観た方がいい。
こんな熱い感情を味わえるなんて、
スラムダンクに出会えて良かった。
もう一回ぐらい観に行ってしまうなぁ…。笑