リロバケーションズ体験宿泊からお試し会員の1年を総括します

1泊2食二人で1,000円?!

2023年の秋ごろ、SNS広告で見かけた
リロバケーションズの【夫婦で1泊2食付1,000円】の宿泊体験。
何これ〜!と思ったので、夫を誘って行ってきました。

当時、私はオンラインでセールスのお仕事も請けていたので
広告からどんな流れでオーナー権をセールスをされるのか?も
とても興味を持っていました。

箱根ながら公共の交通機関で行けるアクセスの良さ
100平米はあるスイートルーム
ふたりで泊まるのがもったいないほど広々とした空間で
ベッドルームも2つあったと思います。

募集(広告)時点で、50歳以上夫婦で一緒に行けることがまず条件。

そして体験の申込をした時点であれこれ属性を聞かれた挙句
宿泊できるかどうかは「抽選です」と。
まずそこで最初に選別をしていたのだなと思います。
なるほど!

さらに、「当選」結果がきた後も参加アンケートに答えろだの
郵送されたパンフレットを「夫婦で」見てこいだの、
キャンセルしないかどうかも確認の連絡が入る念の入りよう。

パンフレットには、提案されるであろうオーナー権の価格も
あらかじめ記載されていて(100万〜800万円)
その金額が無理なら最初から来ないでというふうにも受け取れました。
(第2弾の選別)

だから、体験宿泊に訪れた時点でオーナー権を「買う気ある夫婦」って受け止められても当然。
体験宿泊は、質問の場、最終確認の場、そして申込の場ってことなのでしょう。

体験宿泊当日

体験宿泊のスケジュールとして、PRビデオを見たり
説明会があったり、食事の後も営業マンが質問ないか訪ねてきたり。
それも前もって言われてのことだから、納得済みで受けました。
何しろ、1泊2食付二人で1,000円ですからね。
断れるはずもない(笑)

そして食後に部屋を訪れてくれた営業マンのプレゼンも上手い!

選別されて体験宿泊までやって来た小金持ち50代夫婦に、ステータス感や
将来をイメージさせる話をたくさんしてくれます。

お部屋は広くて快適だし、静かだし、夫が車を出してくれなくても
私一人でも公共交通機関で来れるし、心は傾きまくります。

当初、我が家の想定する利用頻度だと
300万円相当のプランかな、という話になっていて
私も頭の中で、どうやったら出せるか早速、脳内電卓をパチパチ。

その場のノリや、営業さんのプレゼンの上手さもあって
危うく300万出しそうになったところで
「今日だけ提案できるテスト販売中のプランがありまして」と
ほぼ同じ内容なのに半額まで下がる!

ちゃんと3段階で価格見せられて「やすっ!」って思わされました。

思わず買いそうになったけど、食事をしながらもう一度考えていて
(夫はこの時点でもう他人事💦)
でも私、このポイントを使い切れるほど
あちこち行く時間あるのかな?って考え始めました。

今の仕事の忙しさ度合い
地元のイベントへの出展準備のこと
母が介護が必要になりそうなこと

などを考えると、このポイントを消化するほど
リゾート地に遊びに行く時間的精神的余裕があるのか?と。

私が「いいかも!」と思った理由の一つに、最近の自分の目指す姿として
「旅人・ピアノ奏者・トレーダー、時々有能なセールスパートナー、そして投資家」っていうアイデンティティで生きたいという想いがあったから、という理由があります。

それを実現させる手段として別荘のオーナー権という提案を「いいかも!」と思ったんですね。
この想いは、営業担当者にはもちろん、夫にも話してないのに
自分で自分のホットボタンを押して、自分にクロージングするところでした(笑)。

セールス担当者さんは
「お子さんもご一緒に」とか「ご自身で使えなくてもお子さんに」と言って勧めてはくださるのだけど
子どもの属性や状況を何も聞かれてない私としては、
あなた、我が家のことわかって提案している?という気持ちになりました。
このあたり、セールスマンのクロージングとしては弱かったかな、と思います。
もうちょっとヒアリングを丁寧にしてくれたら良かったなぁ。

ともあれ、夫は新たに事業を立ち上げる準備を始めたから、
頭の中は旅行どころじゃなさそうだし
よくよく考えて「あんまりお得感ない」と思い始めたら
急にその費用が惜しくなってきました。
それでなくても最近の私は物入りだったから。

出費が急に惜しくなってきたので、そのタイミングでは購入しないという結論をだし、セールスを受ける体験ができたし、学びになったし、で自分の中では完結していました。

翌朝

翌朝になって、また購入したい気持ちがわき、どうしようと悶々としたけど
(安く泊まれるわけではないけれど、別荘を持つという視点から考えれば安いな、とか)
やっぱり今回は見送ろうと、2回目の購入見送り決心。

日本中に施設があるから、行った先で友達と泊まり込みでおしゃべりもいいし、自分の受講生さんと一緒に合宿もいいかも♪と思ったりしたけれど
冷静に考えたら、普通にホテルを予約して遊びに行けばいいだけでした。

考えてみれば、チェックインした時からセールスが始まっていて
チェックイン直後、夕食後、さらには翌日の午前中まで
時間をかけてできるセールスって、他に類を見ないですね。
成約率、どのくらいなんだろう?なんてつい、考えてしまいます。

後追いセールスはなし

ここのセールス、くどいぐらいに「後追いセールスは一切しません」を謳っています。ある意味、気持ち良いほど潔い。

後追いセールスしない=今しかありませんよ!
っていうことだから、めっちゃ真剣に考えました。
今、ここで決めなければ手に入らない。
本当は欲しいのか、欲しくないのか。
いや、欲しいのは欲しいに決まっている。
あとは自分の中の、お金の優先順位だけの話。

いやいや、でも私にとっては今じゃない。
東急のシェアリングポイントもあるし
両方なんて使えっこない。
やっぱり今回は、見送ろう。
それにしてもセールスの勉強になった。
さて、チェックアウトして帰ろう。

と思っていたら!!!
チェックアウト直前に営業担当者が部屋を訪ねてきて
さらなるダウンセルの提案があり
昨夜提示された額のおよそ10分の1。
期間は短いし、お試し会員で様子を見て
もし良かったらそれ以降も会員を続けてくれたら良い
という提案で・・・

買ってしまった

我が夫も営業が得意な人なのですが、彼を以ってしても
「うまいね」と感心させている。
よくよく考えれば
さすがに1泊2食付きふたりで1,000円では帰せないよなぁ。
赤字にも程があるもんなぁ。
と、会社側の立場に立ってみて、納得。

募集からクロージングまでの流れが、本当にお見事でした。
絶対、1,000円では終わらせないっていうそのマインドは見習いたい。

さて、買ったポイントは1年間有効。
どこへ行こうか。誰と行こうか。

あっという間に1年

気がつくと2024年も10月に入っており
リロバケーションズからポイントの有効期限が間近だとのアナウンス。

たしかにこの1年間、ポイントを使う機会がないかと
気にはしていたのだけど・・・

  • リゾート地・保養地の宿が多く行きづらい

  • 思い立ってもすぐには予約できない(満室)

  • 消化するポイント数が、保有しているポイント数では足りない施設が多い

などの理由で、結局一度も使えず。
使いづらいなぁ・・・という印象です。
買う時には、東急バケーションズと比べて施設数が多いから
もっと使いやすいと思っていたのですが。

お試し最安会員とはいえ、それなりの金額を払っているので
まったく使わないのも残念すぎるし
とはいえあれから1年経って

母の介護は現実的になったし
実家の近くにはポイント使える宿がないし
実家から車で1時間ほどの宿は、常にキャンセル待ちだし
夫は念願のカフェを開業して旅行どころじゃなく忙しくしているし

で、このまま支払った金額を捨てるのかな〜と思っていました。

思いがけない穴場?!

ほとんどの宿が2ヶ月先ぐらいまでキャンセル待ち状態の中
比較的空いているを見つけました。

それは・・・
海外の提携ホテル。

リロバケーションズには、
バンコクとロサンゼルスに提携のホテルがあるようで(2024.10現在)
そこは、消化するポイント数も少なく、空いていました。

バンコクなら行き慣れているし、時差もあまりないし
交通費も米国に比べたら高くないし、という理由で予約を。
リロバケーションズのシステムの良いところは、後日宿泊者名の変更ができる点。

もし、私が行けなくなったら、友人や家族が行っても良いわけで
ポイントを無駄にしなくて済みます。

滑り込みでどうにか予約できたバンコクのリロバケーションズ。

私の今の状況・環境による要因も大きいけれど、ちょっと使いづらくて、
ポイントの追加購入や来年以降正式な会員にはならないだろうな、と思ったのでした。

安く泊まれるわけではない

ところで私が予約したバンコクのリロバケーションズ。
Agodaなどで予約も可能なホテルです。
つまり1泊あたりの料金が、如実にわかるんですよね。

今回私は、ポイントをMAX使う必要があったので7泊予約しました。
しかし・・・
7泊してポイントを使い果たしたとしても、Agodaで予約すれば
ポイントを買った金額の半額以下で泊まれる計算になります。

1年前の箱根での体験宿泊(1泊)+バンコク7泊だと考えても
割高感は否めませんね。
そもそものコンセプトは、安く泊まるというものではないので、そこを求めること自体が間違いなのですが、1年経って熱も冷めた今となっては
割高感が残るのが、一会員の正直な気持ち、といったところでしょうか。

次回は、東急バケーションズのシェアリングポイントについても
レビューしてみたいと思います。

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