初めての物理的相合傘…。
突然だが、読者の皆様の中には、学生時代黒板に相合傘を書いて好きな人と結ばれるようにと願いを込めた方もいるのではないだろうか。もしかしたら、黒歴史の一部と化しているかもしれない。
しかし、黒板の相合傘の話は今回はするつもりはない。今回したいのは私が、物理的に相合傘をせざるを得ないというかしてしまった時のこと話である。
あれは、大学1年生の3月のこと。サークルの練習日のことだった。その日は確か、雨が降ったり止んだりなんだかはっきりしない天気で、私は建物を移動する際、傘を持っていく