太陽光パネルリサイクルのニュース振り返り~2023年第1四半期~
2023年も太陽光パネルリサイクルで、多くの企業で新しい取組みやリサイクル事業開始などのニュースが飛び込んできました。
今回の記事では、2023年1月から3月までの主な取組み事例やニュースを紹介していきます。
1月
愛知県が『サーキュラーエコノミー推進プロジェクトチーム』を立上げ、太陽光パネルリサイクルも推進。
(株)タケエイが、福島県で太陽光リサイクル事業許可の交付を受ける。
https://ssl4.eir-parts.net/doc/9247/tdnet/2223755/00.pdf
(有)水谷ケミカルが、太陽光パネルリサイクルを開始。
NEDOが『第72回研究評価委員会』を開催、『太陽光発電主力電源化推進技術開発』の中間評価を報告。
2月
経済産業省が『再生可能エネルギー長期電源化・地域共生ワーキンググループ』を開催、中間とりまとめを公表・
岡山県が、ゼロカーボン研究会の第5回結果報告で太陽光パネルリサイクルの取組みを紹介。
製品評価技術基盤機構が、氷雪起因の太陽光パネル破損事故の分析結果を公表。
(株)動力&(有)古谷商店が、熱分解技術による太陽光パネルリサイクルを開発。
(株)新菱が、北九州市に太陽光パネルリサイクル新工場を竣工。
三菱マテリアル(株)が、太陽光パネルのリサイクル事業に参入か。
桜木総研(株)が、ソーラーパネルリサイクルセンターを開設へ。
J&T環境(株)とJESCOホールディングス(株)が、太陽光パネルリサイクルで提携。
3月
東京都が第3回太陽光発電設備高度循環利用推進協議会を開催、住宅向け太陽光パネル回収のマニュアルを議論。
(株)藤田興業が、廃太陽光パネルリサイクル事業を開始。
東京センチュリー(株)が、北九州市による太陽光パネルリユースの実証に参加。
丸紅(株)と(株)ミライエが、太陽光パネルのガラスを脱臭材に再資源化へ。
東京都が住宅用太陽光パネルのリサイクルで、排出事業者向けに費用の補助を開始。
まとめ
2022年から企業の参入や取組みが増えてきた『太陽光パネルのリサイクル』ですが、2023年に入っても企業や行政など多くの取組みが進んでいます。
適性な廃棄処理が可能なリサイクル事業者(中間処理事業者)が全国に広がるとともに、新しいリサイクル技術の開発、リユースやリサイクル後の材料の活用などにも新しい動きも見られます。
2023年もこれらの取組みがさらに広く普及し、適正かつ経済的なリサイクルができる環境が全国に広がることが期待されます。
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参考資料
各種報道資料、WEBサイト
PVリサイクル.com:ニュースアーカイブ