民主主義がいいとは思わない
社会共産主義体制は怖い。
組織運営のために個人が犠牲を強いられる社会だからだ。
国が国のため!と大義を振りかざせば天安門事件のように自国民を痛めつけることは正義となるし、飢餓で苦しんでいる国民がいても運営サイドは丸々と太って酒池肉林な国もある。他国に攻め入って戦闘に加わっていない民間人を虐殺する国もあるしもちろん残虐したことを国内放送もせず情報も統制するのも日常茶飯事だったりと人権は度外視されてしまう。それが社会共産主義だ。
では民主主義はといえば資本家と労働者の格差は開くような建付けで貧富の差は拡大していく構造だ。株価の上昇と賃金の上昇を比べれば株価の上昇の方が早いのだから当たり前。数が正義となり時代によって真っ当な人の割合で方針の優劣が生じてしまう運営は大きな問題だし、日本のように一票の格差が、差別が、モラルハザードがだめだめだめ、という割に改善されていかないのも民主主義の特徴かもしれない。与党に対案もなく反対していれば野党として食っていけるような万年野党もはびこっていてこういう人たちは日本の足を引っ張る方向にしか働かないかもしれない。アメリカでは毎年どこかで持たせてはいけない人が銃を持ち乱射して子供も犠牲になる始末。一向に銃規制には向かわなくて人を殺してしまっても自由が大事と言い続ける。銃が撃てる社会で銃を持ったら危険な人にも銃を与える自由をどう理解すればいいのか分からない。でもそれがもう何百年も続いているのだろう。
それでも、人権は大切だ。人々の意思を持ち寄り、選び、ルールを作って社会を運営できる民主主義は最高だとは思わないが人が暮らす最低限のシステムだ。社会主義はその最低限のシステムを大きく下回る。民主主義が最低レベルでここから繁栄に向かって進むべきなのだ。今日本が陥っているのはその最低レベルの民主主義の上で行ったり来たりで進まない民主主義なのだ。アメリカに依存するなと言ったって戦争反対の一言が勝さるこの国は『国とは何か』を理解していない民衆で占められている。
子供は親に依存する。自分で生計を立てられるだけの技術も資金も精神もまだ発展途上だからだ。だからこそ独り立ちする前に資金を援助しつつも精神だけはまず自立しなさい、そして次に経済的自立をしなさいとなるわけだ。
この国はどうか。経済的自立はもはや過去の遺産で食いつぶそうとしている。経済的に潤った時代ですら他国に依存してきた。
人が成人し自立するとはどういうことか。他国が蛮行を働いたときに国民を守るシステムはあるのか。アメリカさま頼むよ!では国と呼べない。だったらもう51番目の州ジパングにしてもらえよと思う。人の自立の定義と国の自立の定義はもちろん差異があるのだけれどそんなことを考えたこともない国民はやっぱり異常な集団だと思う。アメリカの傘がどんどん小さくなる中でお金だけで何とかしてというお金も底をついてきたらどうするんだろう。
それでも、社会主義体制よりはまだマシなのだ。
円安が進み、賃金が上がらず、先進国から転げ落ちるような国だけれど
それでも、社会主義体制よりはまだ、、。