
機材紹介#9 おだじま/frozen frog
第9回、Modern gear times、今回は
frozen frog
(@frozen_frog_jp)
シノエフヒ(support)
(@shinoefuhi)
far.(support)
(@far12_30)
Moon In June(support)
(@mooninjunetyo)
にて活動中のおだじまさんの機材まとめとなります。

frozen frog
シノエフヒ(support)
far.(support)
Moon In June(support)
さて、もうおだじまさんとかいいか、おだじまでいいや、こいつめちゃくちゃ知り合いだしな、というところなのですが、彼とは僕が学生の頃、外部生として所属していた大学のサークルで出会いまして、かれこれ7-8年くらいの付き合いになります。学生の頃たくさん一緒にバンドをした仲です。

バンドを続けている同級生ってなかなか居なくて(かなしいね)、たまにライブハウスで出会うとちょっとホッとするような存在でもあります。
さて、そんな彼の所属しているfrozen frogは
2022/10/23(日)新宿 NINE SPICESにて、自主企画を開催〜!!

↓チケット予約はこちら↓
ということで、本日は企画にあたっておだじまのベースやエフェクター等の解説をして行こうかと思います。
彼は学生時代から多数のペダルを駆使した音作りが得意でしたので、そのあたりも深く掘っていこうかと思います。
それでは見ていきましょう。
〜使用ベース〜
Moon JB-5C Dark Green Metallic



ボディ材:アルダー
ネック材:メイプル
指板材:マダガスカルローズウッド
PU:オリジナル
使用弦:エリクサーとかGHSとか
ピック:亀の緑のやつ

国産老舗ブランドのMoon製、5弦ベースですね。
moonはもともとコンポーネント系のブランドで、基本的にはトラディショナルな仕様を中心に良質なギター/ベースを販売しています。
有名なモデルはレゲェマスターでしょうか。
基礎的なスペックはオーソドックスなアルダーボディ+メイプルネック/ローズウッド系指板ですが、5弦ベースでは珍しいパッシブ仕様です。
5弦ベースのパッシブ仕様って珍しくて、Low-Bの再現性の都合で各社アクティブ仕様のものが多いのですが、パッシブ仕様でリリースするあたりはメーカーとしても自信がある楽器なのではないでしょうか?
自分も何度か調整で触っているのですが、すごく丁寧に作られている印象で、とても好感が持てる一本でした。

お気に入りポイント
赤い公園の藤本ひかりのベースが好きで似たカラーリングだったので見た目100で購入。5弦なのは元々RADが好きだったからです。
竿ぜんぜん詳しくないけど、これは重心低めの音でバランスいい感じなので気に入っています。
パッシブ仕様の楽器はツマミが少なくシンプルでわかりやすいので、竿側で細かくセッティングはせず、足元での音作りに振り切っています。
学生時代あんまり竿にこだわらないプレイヤーだったので、高い楽器買った〜と聞いたときは結構ビックリしました。ずっとプレベだったしね。
でもこのベース買ってから楽しそうにバンドやってる印象なのでかなり気に入ってるっぽいですね。
塗装が極薄ラッカー系なので使い込むほどに味が出て育っていくベースなので、ぜひずっと使っていってほしい一本です。
このベースの音が聴ける音源

〜ペダルボード〜

1.Aguilar TLC Compressor(コンプレッサー)
2.EarthQuaker Devices Tone Job(イコライザー)
3.Leqtique Beryl(オーバードライブ)
4.BOSS OC-3(オクターバー)
5.TECH21 VT Bass DI(プリアンプ)
6.PROVIDENCE PEC-04(スイッチャー)
7.KORG PB-CS Pitchblack Custom Black(チューナー)
8.One Control Minimal Series 1 Loop Box(1ループスイッチャー)
9.BOSS LS-2(ラインセレクター)
10.ZOOM MS-70CDR(空間系マルチ)
11.ELECTRO-HARMONIX POG2(オクターバー)
12.KarDiaN C6H8O6(ファズ)
13.strymon bigsky(リバーブ)
14.BOSS FV-30L(ボリュームペダル)
15.MXR M169 Carbon Copy Analog Delay(ディレイ)
アンプは特に拘りがなく、現場のアンプを使用しているとのことです。
音作りのポイント
基本の音作りは1.2のみ。
3はこいでの店で買った、持ってる数少ない歪み。たまに踏む。ローが死なないからありがたい。
(↑Leqtique Berylですね、ほぼ歪まないプリアンプ〜軽いディストーションまでいけます。ローはカットして音作りしていくペダルで、ギターにもベースにも使えて良いペダルです。)
4はシノエフヒのじょぶずさんがノクターン時代ベースレスを補うために使ってたオクターバーを借り受けたやつ。シノエフヒの制作で、オクターバーによる低音の質感がほしくて借り受けてる。
5はピック弾き用のプリアンプ
6には7から13までを繋いでる
8.9.10を繋いで、8のオンオフで10の空間系マルチの音のみを出すか、それに原音を足すか切り替えれるようにしてる。
(↑BOSS LS-2には、原音のミックス機能がついているので、その機能をつかって普段原音ミックス機能がないペダルにも、エフェクトのかかっていない原音をまぜる用に使っているみたいです。)
11〜13はシューゲイズ〜アンビエント用でいろいろ組み合わせてる
(↑ELECTRO-HARMONIX POG 2、KarDiaN C6H8O6、strymon bigskyこの3台はクソ音デカ要員ということですね)
14はボリューム奏法の他、このシステムだと他にミュートスイッチが無いのでそれ用でも。
15は発振もしくはボリューム奏法の残響を残す用
アンビエントギタリストになれなかった未練が現れたボードなので、空間系やボリューム奏法を多用できるエフェクター多数使っていて、複数のバンドに携わってるのでプリセット保存できるエフェクター使い、音作りを管理しています。
和音でのフレーズが綺麗に鳴るように、音作り根幹部分の音は歪ませず、うっすら補正する程度に留めていて、そもそもの何もかけていないベース本体の音も気に入っているのもあり、音作りのほとんどをボード2つ目のEarthQuaker Devices Tone Jobで作り込んでいます。
最近ではピック弾き以外ではほぼプリアンプを使うことは減ってきました。
意地でもカートを使いたくないとのことで、(わかる)ボードを分割しバッグとベースケースのポケットに収まるようにして組まれているようです。
かなり大きなボードですが、セクションごとで区切られていて、必要なときに必要なペダルの入ったボードを後付していくスタイルで右側1-4が基本の音を作るセクション、それ以降はプラスαで必要なときに繋いでいるみたいです。
この規模になると、ほとんどのボードがメインにスイッチャーを据えて、ガチガチに組み込まなくてはいけないことがほとんどですので、多数のバンドのサポートで出す音が変わる都合上、このスタイルの方が小回りが効きそうです。

さて、本人のコメントにもあるようにEarthQuaker DevicesのTone Jobでほとんど基礎の音を作っているみたいです。
このペダル、Hi-Mid-LowとVoのつまみのみのペダルですが、EQの3つのノブはすべて12時でフラットになるように設計されていて、そこからブースト/カットしていくペダルとなっています。
考え方としては、ベースの出力に近い段階でこのペダルを踏むことで、擬似的にアクティブ3バンドEQ付きのベースみたく音を作ってるという感覚でしょうか。
ベース用のオンボードプリアンプでは、そのプリアンプの味付けが前に出てきてしまうことが多いですが、このTone Jobはギターやベース以外にも使えるほど、変に味付けをせず純粋にEQとして機能するため、たしかに良い音のする楽器を持っていてこのペダルがあれば怖いことはないかもしれませんね!
あとはBOSS LS-2のブレンダー機能を使って、ZOOM MS-70CDRで作れる音作りの幅を広げているところも、アンビエントな音だったり、エフェクトをかなり駆使するプレイヤー的には面白いポイントですよね。
僕もそういえばブレンダー機能のついてるペダルってあんまないな、と思ってましたが、LS-2のことを完全に忘れてました。
音作りの参考にしたり、空間系エフェクターに興味持ったきっかけは、それでも世界が続くならのギターのガースーさんがきっかけのようです。
たしかにそれせかのギターってかなり独特なサウンドですよね。
というかおだじまがギタリストになりたかったの全然知らんかったわ。
さて、以上が
frozen frog
Moon In June(support)
シノエフヒ(support)
で活躍中のおだじまさんの機材でした。
前々からおだじまの機材についてはいつか書こうと思っていたのですが、学生の頃と比べるとめちゃくちゃバンドやってるしめちゃくちゃエフェクター増えててビックリしました笑
それと、Modern gear timesとしても、ペダルを駆使したプレイヤーの記事が欲しいです!!
という声をたくさん聞いていたので、今回デカボードの紹介ができて良かったです。
次回は近いうちに、そろそろ自分の機材についても書いていくつもりですので、思い出した頃に更新しているModern gear timesを今後とも宜しくお願いします笑

frozen frog
(@frozen_frog_jp)
東京を中心に活動中のギターロックバンド
Vo/Gt.オノ
Gt.コンタ
Ba.オダジマ
Dr.は現在サポートドラマーを迎えて活動中
2022/9/11
1stEP 『彼方の白』をリリース

同年10/23
新宿 NINE SPICESにて
リリースイベントを開催予定
act
frozen frog
Moon In June
Alcal Call
玻璃校了
國
