女が香水を変えるとき
先日、ずっと目標にして頑張ってきたことが1つ終わった。それには合否が出るもので、それの結果は不合格だった。理由がわからなかった。自分なりに自信があったからだと思う。それと、ここまできたんだから。と、どこかで信じていた部分があったと思う。
その日の夜はもうどんよりの極みだった。珍しく化粧を落とさずそのまま寝てしまった。朝、目が覚めて、あぁ、悲しくても日常は普通にやってくるんだなと思う。仕事の支度をする。色々考えても答えは変わらない。結果は結果。もう一度頑張ればいいじゃん、と言い聞かす。来年もまたしんどい1年になるなぁ。頑張れるかな、あたし。そんなことを思いながら家を出た。
日経電子版にはコロナのニュースが。別に死ぬわけでもないしな、と急に吹っ切れる。健康に生きてるんだからそれだけに感謝するべきだ、と。また頑張ればいいじゃんと思うにはそう時間はかからなかった。(意外にも冷静な自分に驚く)
電車を待つホームで、ふと、頭に浮かんだのはこのフレーズだった。
“香水を変えよう。“
思えば、私の場合、香水を新調するにはいつもきっかけがあったように思う。
転職した時、自分を変えたいと思った時、自分の成長を感じた時。また、香水を変えることに異性が絡んでいないのも面白い。
来年も良い年になりますように。自分のメラメラした向上心が今の自分に負けませんように。志が小さくなりませんように。
だからこそ素敵な香水が必要なのだ。
そう、気分を盛り上げてくれるような香水が。
25歳OLの日常です。