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これまでのこと…

Twitterの皆さんは既にご存じだけど、
ぷっちんらんどの鶏劇場のこと、改めて話したいと思う。

緊急事態宣言で外出もままならなかった2020年の春。
この閉塞感と不条理にまみれた世の中に依存するよりも、
自分で自分の桃源郷は作ろうという考えに至り、
思い立ったが吉日、鶏小屋を作ることにしたのだった。

DIYなんて棚を作ったことがあるぐらいで、小屋なんかもちろん建てたこともないが、ネットで「こんな感じ~」の情報は得て
ホムセンに資材の買い出しに行った。
あれこれ買うと、とても自分の車には積み切れず、成り行きで2tトラックを借りることになる。

トラックなんて運転したこともない私はその大きさにたじろいだ。
まるで馬に乗るみたいな気分でステップに足をかけ、
よじ登るように運転席へ。
世界を見下ろすような今まで見たことないような景色に最初はビビったが
段々、自分が勇者になった錯覚を持ち、帰宅したらこの始末である。

あのビビリはどこへ行ったのか…

ビビリなくせに、すぐにイイ気になるのは私の最大の長所かもしれない。
無事、資材を運び込めたので、早速庭(と言っても結構な傾斜地である)を切り崩し、コンクリートを練って…
基礎を打った。

もう、こんなことする自分が愉快で仕方がない

そして、大それた基礎の割に、案外簡単な小屋ができあがった。

今見ると懐かしい

完成するや、廃鶏のどすこい🐓とポーちゃん🐓がやってきて、
我が家の鶏生活はスタートしたのだった。
養鶏場では生後2年、長くても3年で鶏は戦力外通告され、
殺処分されてしまう。
どすこい達は、3歳で我が家に来た。ツブされる運命だった2羽は
翌朝から毎日🥚を産んでくれた。5日産んで1日休む、と言う感じだったけど
これのどこが戦力外なのか。どうしてお払い箱で殺されなきゃいけないのか
それ以上を鶏に求める人間のエゴと言うか身勝手さ…
まず、そんなことを彼女らは私に教えてくれた。

大きな立派な🥚を毎朝産んでくれた
どすこいとポーちゃん

そして1年が経ち2年が経ち、
その間、ポーちゃんが脱腸したり、死んでしまったり、
どすこいが、カラスと決闘しかけたり、警察沙汰になったり
ネズミ事件があったり、色々あったんだけど、それは端折って
(いつか書きたいけど)
どすこい6歳の時、ついにあの無敵な子も終わりの時が来て
それを引き継ぐように、孵卵器から4羽の雛が孵ったのだった。

誕生に立ち会う。この体験ができた幸せよ…

そして、ピッピカ 鳴く4羽に癒される日々。
臍がうまく閉じてなかったり、指が曲がっていたり、ハラハラドキドキもあったけど、無事成長して(鶏の成長は思いのほか早かった😅)
気づけば雄3の雌1と言う、どう考えても困難な現実が現れたのであった。
雌10に対し、雄は1羽で良い、と言われる鶏社会…。
うちのバランスの悪さはどうだ!💦 雌が30羽必要ではないか!💦
雌30は無理としても、このままでは1羽しかいない雌が
大変なことになる😱…と言う事で
またしても廃鶏♀をいただき、2羽が加わる(チャコとアコ)
8月終わりのことだった。
しかしこれがまた、想像もしていなかった事態になってしまい
…と言うのも、廃鶏の1羽がものすごいファイトな子で、
初顔合わせでうちの若雄鶏のキィちゃん(生後3ヶ月)に襲いかかる事件が!!!😱💦

雄鶏に猛烈な飛び蹴りを繰り広げるファイトなアコ(写真右)
あんたほんまに雌鶏か⁉

両者流血の恐ろしい死闘で、先住との対立が激化し、
一時どうなるかと思ったが、
約ひと月かけて、彼らをひとつにまとめることができたのだった
(我ながら大拍手👏)
この完全調和までの話もいつか…

あんなに険悪だったのに一緒に餌を食べられるまでに

そして平和も束の間、クロがもらわれていくことになり(写真の中で一番黒い子)クロの忘れ形見欲しさにチャコの🥚を急遽孵すことにしたのが、
新たなの問題の始まりだった。
3羽の雛が孵り、しかしながら、クロに似た子は生まれず…😓
そして当のクロは里親さんの気変わりで我が家に残ることになり😂
気づけば我が家の鶏は計9羽になったのであった👏
これは完全に定員オーバー!!!😓
幸い?3羽のうち2羽が雌だったが、1羽は雄で
我が家の雄は「4」に!!!🤣

ということで、本気の里親さん探しが始まった。
1月、里親さんが現れ、キィちゃんとアコがもらわれていった。

え⁉ 

あの死闘を繰り広げた雄鶏のキィちゃんとファイトなアコ♀⁉
と、思うかもしれないが、
実はあの闘いの後、アコはキィちゃんに惚れてしまい、今ではキィちゃんの愛人なのであった(本妻は別)。
そんな不倫な2羽がもらわれていき…
知らず残された本妻は嘆き悲しんで…と思ったらブーブー怒っていて、
あれぇ?と思ったけど💦
自分で里親さん募集したのに、本妻以上に、2羽がいなくなって悲しかったのなんの。
やっぱり帰って来てほしい…そんな強い願いが…


叶ってしまった…( ̄∇ ̄;) 
キィちゃんとアコ、3日で返品!! (o_ _)ノ彡☆
(この辺の話もいつか)➡ キィちゃんとアコが里子に出された時の話

さすが、思いの力で世界を変えるインナーチャイルドセラピスト!w
帰ってくる世界を創造してしまった😅

しかしだ!!これでは何の解決にもならん!雄は1か2で良い!!
ということで、次なる里親さん引き寄せ~~✨w

ここで、里子に出すのは、キィちゃんとアコではなく、その息子と思われる
新たに生まれた雄、ぱんちゃとアコ にすることに。
と言うのは、新たな雄を既存の群れに加えるのは難しいと思ったから…。
そこで、まだ素性の未知な大雛「ぱんちゃ」の社会性を見極めるべく
そして先住達の反応も確かめるために、試験的に群れに入れる試みを始めたのが先月。


大雛とは言え、明らかな体格差のあるぱんちゃ(止まり木手前)
みんな「こんなチビ」ってことで最初は相手にしなかった

最初は脅威でもなんでもないこのチビ雄鶏に、先住は大して関心を持たず
だけどぱんちゃは大ビビリで、ビビリにビビり過ぎて大騒ぎして。
でもね、考えてみたら、ぱんちゃはこの時生後3ヶ月なのだけど、
先住のキィちゃんが3ヶ月の時、アコとの激しいファイトを繰り広げたんだからね…(写真上の方参照)
それを考えると、キィちゃんスゲー😲ってなるし、
ぱんちゃは同じ3ヶ月でも随分小さくて、頼りない。
冬生まれだから成長が遅いのか?それとも小柄な品種の血なのか?

しかしだ!ぱんちゃ、これで刺激を受けたのか、そういう時期か、
この辺りからわずか数週間で一気にデカくなるんだよね。

ひと月足らずでこの変化!!
急になんだか勇ましい顔になってきたぞ!

そうなると、先住は脅威に感じ始めたわけ。
最初は踏み潰しそうに小さかったのに、毎日音を立てるようにデカくなって
クロなんか、もう「あいつ!ぶちのめしてやる!!」って激オコだし
雌鶏たちも「不審者!ふーしーんーしゃー!来ないでー!!」と激オコ…
そんななか、ウーちゃんだけが

「許そう、そなたの存在を許可します」と神対応をして
ウーちゃんに限り、奇跡的な同居が実現したのであった。

ウーちゃん(写真左下)に受け入れられたものの、
緊張で細くなるぱんちゃ(中央上)

しかし、ウーちゃんにはウーちゃんなりの考えがあったのだ。
さて、いよいよ、ウーちゃんの失恋の話にこぎつけられそう。
次回、書いていきます!

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