見出し画像

部活盛ん校の部活を辞めた話

部活は辞めてもいい。

私は今高校3年生。さかのぼって中学校時代の昔話をしましょう。


*言い訳かもしれない個人の見解です。というか体験談です。

部活盛ん校の中学

私の中学校は公立の山の上にある普通の中学。普通に荒れてる中学。

40人クラスの7組学級という地域じゃマンモス校だった。

部活が盛んで毎学期たくさんの部活が集会で表彰されており、いわゆる部活強豪校。部活加入率、95%。


小学校の時から運動が好きで運動部にあこがれていた私は部活に入らない選択肢はなかった。

卓球部に入る

一週間の仮入でいくつか周った末、卓球部に入った。男女混合で40人ほど。日曜休みの週6。決め手は一年でも玉を打つ練習ができるから。楽しそうだったらどこでもよかった。別に試合に勝ちたいわけでもなかったし、部活費用がバカ高いところは見てなかった。


練習は内周、筋トレ、素振り。玉を打つ練習はもっとあとになってから始まった。軽く詐欺だ。まあそれはいいとして、とにかく練習に励んだ。

部活に嫌悪感を抱く。

やる気いっぱいで始めた卓球部。体力もついてきて仲間もできて、それっぽくなってきた。


しかし


いつからか部活で精神的に追い込まれるようになった。


部活に不満はいっぱいあった。

・顧問同士がけんかしている

・コンクリの上を上履きで走らされる

・意味のない練習法(素人の筋トレ、休みなし)

・精神論

・部員同士の対立

・遠征の交通費バカ高い

・部活優先の日常


挙げればいっぱいあるだろう。私は部活というものとそもそも相性が悪かったのかもしれない。嫌なところに目が行き、とても居心地が悪く感じた。

毎日が「部活嫌だ」「もういや」と頭がいっぱいになっていった。

部活を辞める決め手

中学1年が終わるころ、私は顧問と大喧嘩をした。今考えれば思春期の子供相手に本気になる先生も先生。そんなやつ相手にしてた私も私。w


私は顧問が嫌いだった。話が通じない、バカにする、時代遅れな指導法であることは間違いなかったが、強豪校の中学では当たり前だったのだ。思春期も相まって最高に顧問を嫌っていた。


そんなんである日、練習試合のタイムで先生にアドバイスをもらう時間がある。いつものようにめんどくせーと思いながら話を聞いていた。すると突然「聞く気あんのか!ぷた!」と怒られた。(ばれた)とは思ったもののびっくりして反射的に「ないです」と答えてしまった。やってしまった。「もういいよ、一生来んな」と捨て台詞を吐き、最悪な事態を起こしてしまった。ほかの顧問に仲介されたりもしたが、お互いがお互いを嫌っていたためうまくいくはずがなかった。


これがいいきっかけになった。ここにいても意味がないと思った。

でも

辞めることは、大きな決断だった。

辞めるのは簡単じゃなかった

部活加入率95%辞めると目立つことはまわりの先人をみてきて知っていた。部活を辞めたら何が残るのか、辞めると進路に影響が。仲間と気まずくなる。顧問の授業に当たったら成績下げられる。


怖いことはいっぱいあった。部活をやめるなんて私の中学じゃ選択肢になかった。周りにも止められた。

それでも体も限界だった。これまでにけがを2回はしたし、部活以外に手を付けられないほど疲労困憊だった。

もう無理だ、と思って、顧問を意地で押しのけ部員には何も言わず、部活を辞めた。

部活を辞めてみたら

なんてことなかった。ほんとになんてことなかった。

大きな決断ってほど大げさなものじゃなかった。


辞めてからは、委員会に精を出し、地域のイベントに参加したり、とても充実できた。デメリットは4キロ太ったことくらい。

今思うこと、中学生へのアドバイス

当時の私にしてみれば、とても大きな決断だった。

でも悩んで出した結果は、功を奏した。そういうことなのだ。

もし引退まで部活で過ごしていたらと思うとそっちのほうが怖い。続いた人はのことはもちろんほんとに尊敬してます。

でもそれからずっと、自分の短所は根性がない、事が続かないことだと思っていた。今でもバイトが続かない。悪い癖だと思ってた。

でも最近、そうじゃない気もする。

私には決断力があった。何も考えないで続けるより、いい判断だったと思う。めんどくさくて放り投げたのとは違う。私は事が続かない性格なのではなく、自分で考えて判断できる性格なんだと思う。それにこれは自分を守る大事な手段。


実際、今になってわかるのは部活のやり方はいろいろあり、運営の仕方も重要。団体行動は簡単ではないし、生徒の体を壊すような練習ではいけない。精神論では成功しないし、顧問がすべて正しいわけでもない。直していくべき古き習慣もあるだろう。私はそこに敏感だったのだろう。部活は成長できる場所であり楽しいところであるはずだ。それでも私はマッチングできず辞めたってだけ。


部活が嫌で悩んでいるひとがこのページに来てるかもしてない。

ちゃんと悩んで納得して出した決断は、自分を救うと思うよ。

選択肢はある。

辞めるのでも、続けるのでも、楽しい学校生活を過ごしてほしいと思います!!

悩んでたらコメントとかでも待ってるよん♪


高校で幽霊部員ならぬ幽霊部活(運動部)作った話はまた後日…


読んでいただきありがとうございました。

記事の要約

部活が盛ん校で卓球部に入る。

居心地が悪く苦渋の判断で部活を辞める。

今思えばその判断ができた自分は優秀だったと思う。

部活を辞めることは悪いことじゃない。