Unit Xのタイヤを細くして試走したらパンクした
Unit Xのタイヤを交換しました。
右が標準のWTB Ranger。そして左が新しいSCHWALBEのG-ONE ALLROUND performanceです。
ゴリゴリのブロックタイヤから、卓球ラバーのような微凸凹タイヤになりました。またタイヤ幅も2.6 inch→2.25 inchへ、約9 mmのサイズダウンです。
走ってみた印象
乗り出し第一印象は「細っっっ」「怖っっっゎ」。
WTB時代。ドッシリタイヤで「なんでもかかってこい」な状態。
今までRangerのドッシリした安定感あるボリュームに支えられてきただけに、ちょっと細くなっただけで「何コレ何コレなコレ何コレ?!」と混乱してしまいました。
また規定空気圧1.8-3.7 barですが、試しに、と最大の3.7 barで走っていたため、地面に凹凸を直で感じます。「あぁぁぁ〜〜腰痛し〜〜」状態。
そんな感覚も数km走れば次第に慣れてきます。慣れたところで道に迷い、ちょっとしたグラベル区間を見つけたので「これ幸い。このタイヤの実力を見せてもらおう」とそのまま突入。
雨天のグラベルだったので泥あり、水たまりありのグチョグチョ状態。そんな中でもスイスイと走ることができ、「タイヤパターンが浅くなった分、不整地での抵抗が良い意味で少なくなって速度低下が起きにくいんだな?」と冷静に考えていました。そう、冷静なつもりでした。最大空気圧のままグラベルに突っ込んでいる時点でちっとも冷静じゃないことに気づかず。
「バスンッッ!、ピューーー」
「あ」。
全てを悟る絶望の音です。
グラベル終了まであと10 m。振り返ると白い水たまりが出来ています。そう、チューブレスパンク時にできる、Lake シーラントです。
落ち込んでいる暇はありません。車から大分走ってきてしまいました。それに雨がドンドコ強くなってきます。
冷静沈着冷静に、穴の位置を特定......うわぁ、でっかぁ。即座にStansのダートツールを穴に「ブスっ」。バルブコアを外して、予備のシーランとを注入して、携帯ポンプで空気圧2.5 barまで上げて、パンク箇所を下にしてシーラントとダートツールを接触させて、余ったシーラントを外側のダートツールにも塗っとくか......はい完成。
おろして10 km少々で早速キズモノになってしまったG-ONEくん。タイヤに穴が空きましたが、私の心も穴あきです。
尤も今回は完全に自己責任。チューブレス化したグラベルタイヤの空気圧を最大にした状態で、尖った小石だけらのグラベルに突っ込んで挙句高速で飛ばしていたら、そりゃパンクします。
むしろ手持ちの修理キットで直せるレベルのパンクで助かった。
修理後走った感想
修理後、流石に雨が強くなってきたので一度帰宅。
しばらくすると晴れてきたので、きちんと塞がっているか確認のため田舎道を40 kmほど走ってきました。
行きは沢沿い勾配1%あるかないかの地味な登り。帰りは同じルートを引き返します。
速度分布はこんな感じ。行きは頑張って漕いで25-28 km/h。戻りは30-32 km/hです。
WTBタイヤの時は同じコースで「行きは頑張って漕いで22-25 km/h」程度だったので、抵抗が減ったからか、超微登りの速度アップが見られます。
実際漕いでいても、以前より楽に漕ぐことができました。バンザイ。
一方、下りは空転気味で速度は頭打ちです。
Unit Xはフロントシングルで32t、リアトップは11tなので、ギア比は2.91。ロードバイクと比較すると驚くほど低いギア比ですが、タイヤ径が大型なので頑張って漕げば平地28-30 km/h程度は出ます。
しかし少しでも下り勾配が生じる一転、すぐに空転気味になってしまい、速度が頭打ちします。これは標準のWTBタイヤ時代から感じており、またシュワルベに履き替えることでタイヤ径が僅かではありますが小さくなっているため、余計に下り勾配での空転気味が目立ちます。
もちろんコレは織り込み済み。シュワルベのタイヤと並行してチェーンリングも発注していました。
そう、次回「Unit X高速化計画・第二弾」。ギア比上昇編です(執筆中)。