Locus Gearの高級テントを修理に出したら爆速で返ってきた話
こんにちは。あんかけだよ。
私事ですが、先日”また”テントを壊しました。そう、またです。
道具を雑に使うことで知られるあんかけくん。カメラ、テント、スマホなどなど……とにかくしょっちゅう壊します。
Djediは犠牲になったのだ…
今回壊したのはLocusGearのジェダイ。正式名称は「Djedi DCF-eVent Dome」。タイトルに高級テントと書いた通り、シングルウォールの山岳テントとしてはズバ抜けて高額です。
シングルウォールでこのお値段。Macbook買えます。
このテントを壊すのは実は2回目。1回目は「テントの中でライターを爆発させてメッシュ部分を消滅」で壊したわけですが、この話はまた別の機会に。
故障の詳細
2回目の今回、壊したのはジッパーです。
11月の三連休に鈴鹿の麓でキャンプをしていた時のこと(タイトル画像)。夜も更けて「さぁ寝るか」とテント入り口のジッパーを閉めようとした、その時、「ポロっ」。
「あっ」
ジッパーからスライダーがポロリと(赤丸)。
どうやら原因はジッパーのエレメントの形が崩れてしまい(青丸)、そこからスライダーが外れてしまったようです。
ここで少し解説。ジェダイの構造についてですが、シングルウォールテントのジェダイは張綱が本体から直接出ています(当然)。
つまり張綱がテント本体を直接引っ張っている訳ですが、そのすぐ側にはテント入り口のジッパー部分が存在します。
つまり今回の故障は、強風の山岳テン場で張綱をピンピンに張った状態でジッパーを開け閉めした際に、ジワジワと負荷がかかっていたものと思われます。
その疲労がエレメント部に蓄積し、鈴鹿山麓でトドメとなった、という訳です。
ジッパー程度と楽観視していたが…
といってもジェダイはジッパーエレメントが二つついているので、特に入り口の開閉器問題はなく、しかも「言ってもジッパーでしょ?😁治る治る😙」と余裕かましていました。
そこでLocus Gear((有)マジック・ワンド)にポチポチッとメールを
「また壊してもうた😊ごめんちょ。治せる?🤗(意訳)」。
そしたら返信がコレ(原文ママ)。
「結論から申し上げますと、ファスナーの問題は非常に難しいです。まず、ファスナーの構造上、先端のムシが一か所でも欠けたりした場合もうファスナーとして機能しませんが、“その曲がった部分だけを直すことができないもの”です。」(中略)「ですので、スライダーの入れ直し、ぐらいしかできる可能性がありません。(実際見てみないと、できるかどうかの判断もつかないです)。もし、スライダーのみ入れなおす、という修理を行う場合、修理代は1000円になりますが、根本的な解決にはならないことは、予めご留意ください。」
「🙄🙄🙄」⇦ホントにこんな顔してた
まさかジッパーひとつでこんな事態になるとは……だがまだ諦めないぞ(メルメル)。
「とりあえず送りますんで、診てくだせぇ😭。費用やら納期なんかは気にしませんので😭。どうかたのんますぅぅぅ(意訳)」
もはやブラックジャックに縋る老婆のようです。
ともかく、LocusGearさんも「見てみないとわからない」とのことだったので、ひとまず送ることに。
月曜日の夜に近くのヤマト運輸さんに預けたのち、特に返答などはなく、翌週の月曜日、いきなり。
「お世話になっております。お修理が終わりました。ファスナー交換できました。」
「🙄🙄🙄」⇦またこんな顔してた
こちらが返ってきたもの。とても綺麗に修理して頂いております。修理痕が全く分かりません。
恐らくですが、ジッパーのエレメント部分を解いて全て外したのち、新しいエレメントを元通りに縫いつけたと思われます。
とんでもなく手間のかかる作業、頭が上がりません。
結局のところ、今回の修理は以下のような感じでした。
発送から返送まで:1週間 費用:4000円
やはり国内メーカーは対応が早い。特にテントは〈これがないと山行が成り立たない〉ものなので、1週間で治して頂けたのは本当にありがたいです。
ちなみに以前、韓国メーカーのエルチャルテンの修理を国内代理店経由で依頼したときは、本国での修理ということもあって、丸3ヶ月かかりました(エルチャルテン自体はすごく良いテントなんですけどね)。
ともかく、爆速で修理していただきありがとうございます、Locus Gear様。今後はもっと大事に扱います🤗